マルちゃん正麺から待望のカップ麺が誕生…正麺好きが行き過ぎてカップ麺をディスり始めた編集長に、銘柄を隠して出してみた
先日編集長もまんまとお店の味とダマされた、手軽に作れてバツグンに美味しいマルちゃん正麺ですが、唯一袋めんゆえにカップ麺に劣る欠点が「洗い物が出ること」。
どうしようもなく疲れている時や、キッチンのないオフィスでは、洗い物の出ないカップ麺バージョンがあったらいいのにな〜…なんて常々思っていたのですが、まさかの マルちゃん正麺のカップ麺 が10月5日に発売されることが発表されました!イヤッホウ!
ただ、ちょっと気になるのが、正麺自慢の麺の食感。まるで調理方法の違うカップ麺で、袋めんに負けない味が出せるのでしょうか?
そこで一足先に入手したサンプルを何のカップ麺か伏せた上で、先日の一件で正麺信者となってしまった編集長にレビューしてもらいました。
袋めん業界を揺るがしたあのマルちゃん正麺から、カップ麺が誕生!
マルちゃん正麺と言えば、カップ麺に押されて低迷していた袋めん業界に彗星のごとく現れ、生麺のような食感を実現した特許製法『生麺うまいまま製法』で爆発的にシェアを伸ばした、家ラー派なら誰もが知る一大ブランド。
その正麺が満を持してカップ麺業界に殴り込みをかけたとなると、これは期待せずにはいられません。
マルちゃん正麺(袋めん)信者となった編集長はカップ麺版をどう評価するのか、銘柄を隠して試してみた
さてマルちゃん正麺と言えば、先日
お店のラーメンと偽って正麺を出すドッキリ
で、まんまとダマされた編集長。
せっかくなので今回も、編集長にレビューしてもらうことにしました。
しかし前回の正麺レビューで、すっかり正麺信者となってしまった編集長。最近ではちょっと行き過ぎて、ことあるごとに「カップ麺なんて…」とディスる始末。
そこでマルちゃん正麺であることを隠して、何のラーメンかわからない状態で食べてもらうことにしました。
めちゃめちゃ怪しい感じになりました。
編集長「ふーん、今回はこれね…。別に構わないけど、正麺の味を知った今じゃ、カップ麺は酷評しちゃうかもしれないけどいいの?」
何ですか、そのツウぶった上から目線な感じ。
前回あれだけ豪快に騙されておきながら、なんという変わりよう…!
と言うわけで、さっそく調理開始…と思ったら、袋にメーカー名が!
バレないよう慌てて編集長に後ろを向いてもらいました。危ない危ない。
調理時間は5分。待ってる間に編集長に正麺について語ってもらいました。
「ところで前回、マルちゃん正麺を知ってどうだった?」
編集長「あれからすぐスーパーで買ったんだけど、あのプリッとした食感はやっぱりいいね。夜お腹が空いた時とかすごく重宝してる」
編集長「あれを食べて、ああ、もうカップ麺の時代は終わった…と思ったね。悪いけど、もう正麺の前にはカップ麺に勝ち目はないよ」
編集長、そのいちいちカップ麺をディスるのは何なのでしょうか…。
さて5分待ったら、スープを入れましょう。
編集長「…んっ?醤油のすごくいい香りがする!」
袋めんの正麺は、袋めんでは珍しい液体スープで、香りがとても良かったのですが、この良さはカップ麺バージョンでも健在のようです。
そして最後に海苔を載せて、完成!
出来上がってみるとしっかりした太さでぷりぷりの麺、大ぶりとはいかないながらも、しっかりとした一枚肉のチャーシューがうまそう…!
というわけで、伸びないうちに食べてもらいました。
編集長「いただきます!どれどれ…」
編集長「ん…?おおっ?何これ、ウマっ!!」
編集長「カップ麺と甘く見てたけど、このコシ…モチモチ感…!」
「(袋めんの)正麺と比べてどう?」
編集長「ちょっと待って…もう少し食べてから!」
編集長「チャーシューも肉らしく肉肉してて、しっかり肉の味がする!メンマもコリコリしてて…ええー、なんだこれうまい!」
あれだけカップ麺をディスっていたのに、何ですかその食べっぷりは…!
編集長「…スープもしっかりとコクがあって、香りもとても…ハフハフ」
「(袋めんの)正麺と比べてどう?」 (2回目)
(ズズーッ、ハフハフ…)
「…人の話聞けよ!」
編集長「ごちそうさま!いやうまかった、カップ麺も凄いもんだね」
食べる前とうって変わってこの満足げな表情は、思っていた以上に美味しかったことを物語っているようです。
「あれ?正麺に勝るカップ麺なんてないんじゃなかったの?」(ニヤリ)
編集長「ぐっ…!にわかが偉そうなことを語ってすみませんでした…」
さて、この時点でまだマルちゃん正麺のカップ麺だと知らない編集長に、袋めんとの違いを聞いてみました。
袋めんのマルちゃん正麺との違いを聞いてみると…?
「(袋めんの)マルちゃん正麺と比べてどうだった?」
(3回目)
編集長「うーん、難しいな…(袋の)正麺に勝るインスタント麺なんてないだろうと思ってたけど、正直なところ甲乙つけがたい…」
それから色々語っていたことをざっとまとめると…
・カップ麺っぽい悪い意味でのジャンク感がほとんど感じられなかった
・価格は…200円台くらい?
・うまさ、麺の食感はいずれも甲乙つけがたい
・ラーメン欲がマックスの時は、カップの方が満足度が高そう
・でも小腹が空いた時に食べるなら、袋めんの方があっさりしてて好き
・そもそもカップと袋じゃ、食べたい場面が違うよね
…とのことでした。
どうやら、それぞれ好む層に合わせて味を少し変えてあるようで、同じマルちゃん正麺ブランドだとは気づかなかったようです。
編集長「ところでこれ、もうシールをはがしてもいいの?何てラーメンか気になるんだけど…」
「あ、ダメっ!」
編集長「…えっ、なんで?」
「いや、まだ発売前の商品だし、守秘義務とかあるし…ゴニョゴニョ…」
とりあえず根拠のないカップ麺ディスは改められたものの、これがマルちゃん正麺とバレると、また話がややこしいことに…。ということで、モヤモヤしたままで申し訳ないのですが、編集長には退室してもらいました。
後日商品が発表されて、正麺だったと知ったら…またドヤ顔で正麺を語り出すのかと思うと、ちょっと憂鬱です。
味噌味も野菜たっぷりで美味しい!
ちなみにもう一つの味噌味の方は、マルちゃん正麺ファンを自負する私が食べてみたのですが、麺もさることながら、具がまたすごい。
出来上がってみると味噌味の醍醐味ともいえる、たっぷりキャベツの満足感、コリコリのキクラゲ…正直カップ麺でこのクオリティは予想外でした。
ちなみに袋めんの正麺は『生麺うまいまま製法』という特許製法で作られていましたが、カップ麺の正麺は『生麺ゆでてうまいまま製法』という、袋めんとは違う製法で作られているようですが、詳細はまだ謎に包まれているようです。
ただ食べてみた感じはコシもモチモチ感も負けず劣らず素晴らしく、香り高いスープとの相性もバツグン。さすが正麺ブランドと唸る食感でした。
何よりもお湯を注ぐだけで洗い物の出ない手軽さが便利なカップ麺で、あの正麺クオリティが楽しめるようになるのは、なんともうれしい限りです。
ちなみに発売は10月5日からで、醤油味、味噌味の他に、関西以西限定で豚骨味も発売されるそうですよ!