地図から消えた村…ロシアの廃村の写真いろいろ
廃墟に魅力を感じる人は多いですが、遠い国の廃村ともなると独特の趣があるものです。
ロシアの地方にある(あった)、いくつかの廃村をご覧ください。
ウドムルト共和国
モスクワから1000kmほど東に位置するウドムルト共和国のAndreevtsy村……だったところ。
今はだれも住んでいません。
1910年に建てられた教会。
建物の中には多少の人間の痕跡がありますが、それは夏場に近隣の村からハンターや羊飼いが利用したものだそうです。
メモ帳でしょうか。
かつて病院だった建物。
内側。
ヤロスラヴリ
モスクワ北東部のヤロスラヴリ州にあるグセフ村。
2008年までは存続していましたが、今は誰も住んでいません。
錆びついた看板。
外れかけた窓枠。
家の中。
公衆電話だけがきれいなまま。
朽ちた木。
セピア色になった若かりし日のカップルの写真。
コストロマ
コストロマ州のAnfimova村。
雪に包まれた廃村。
もはや雪かきをする者はいません。
屋内に入ると……。
人が暮らしていた面影が残っています。
かつては立派だった塔のある建物。
アルハンゲリスク
アルハンゲリスク州のKuchepalda村。
廃棄されて10年以上が経ちますが、いまだに印象的な木造の建物が残っています。
近くから。
井戸。
お店だった建物。
店内。棚はもちろん空っぽ。
この村も公衆電話だけがきれいなまま。
どんな人々が、どんな暮らしをしていたのか想像することしかできませんが、もう誰も住むことがないと思うと寂しいものですね。