もしも水戸黄門の世界にスマホがあったら…?真剣に考えてみたらこうなった
役に立つような立たないような、スマホを使ったくだらなくも面白い記事を配信している『
無駄のある毎日を。
』というサイトをご存じでしょうか。
先日読んでいてふと思ったのですが、今やスマホは当たり前の時代、初めて手にした頃のような感動が薄れた気がしませんか?そう、それはまるでトキメキを忘れた倦怠期の夫婦のように。
そこで出会ったあの頃のトキメキを再発見すべく、もしも『水戸黄門』の時代にスマホがあったら、どんな展開になるだろう?と、真剣に考えてみたところ…
スマホが万能すぎておかしなことになった水戸黄門をご覧ください。
スマホで変わりすぎた水戸黄門
よからぬ噂を聞きつけ、とある街にお忍びでやってきた黄門様ご一行。
…のはずが、黄門様の顔はSNSを通じて全国民が知っているため、街を訪れるやいなや、写真を撮られまくり。
あっという間にSNSで拡散され、その噂はすぐに悪代官の耳に入ってしまい、悪事のしっぽを掴むのがより困難に…?
目立たない助さん格さんが足となり、ビデオ通話で黄門様が指示を出す、遠隔捜査スタイルが確立。これぞノマドワーカー!?
しかし宿にこもって仕事をしていると、足腰が早く弱ってしまいそうでちょっと心配です。
それもそのはず、悪巧みのやりとりには専らSNSが利用され、悪事の証拠はいくら足を使っても手がかりが掴めません。
しかしそこに、風車ならぬスーパーハッカーの弥七が登場。黄門様に与えられた特権で、SNSのやり取りをがっちり傍受!
そんなスマホ時代の弥七を想像してみると…な、なんか全然違う…!?
そこで最近流行りのYoutubeに動画を投稿してみたところ…普段は見られないお茶目な黄門様の姿が話題になり、またたく間にトップユーチューバーに。
しかしネタに困ると、捜査の経過をお漏らししちゃうのが玉にきず…?
そんなこんなで助さん格さんの捜査も大詰め、現場で激しい殺陣(たて)の後、いよいよお待ちかねのあの決めゼリフ!
「静まれぇ〜い!この紋所が目に…あれっ!?」
絶大な権力を悪用できないよう、葵の紋所はスマホアプリに。オンライン認証を取り入れて、偽造が困難になりました。
…が、それが仇となって、肝心な場面で認証サーバーがメンテナンス中に…。はやくメンテが終わってくれないと、殺陣が終わらない!
ようやくメンテが終わり、ひれ伏す悪代官たちの前に黄門様がビデオ通話で登場するも…
「その方、己が出世のため恐れ多くも…」
「にゃーん」
「こっ、これっ…!」
突然画面に割り込む猫に、お裁きの緊張感も台無しに。
そういえば何かでこういうシーンを見た気がするけど…何だったかな?
真剣に考えてみると、意外と面白かった
スマホの良さを再発見しようと、ふと思いついた「時代劇の世界にスマホがあったらどんなことになるんだろう」という疑問。
最初は冗談のつもりで話していたのが意外と盛り上がり、試しにイラストレーターさんにその様子を描いてもらうと…違和感がありすぎるものの、これはこれで面白そうでした。
ちなみに他にもこんなエピソードが上がってきました。
・うっかり八兵衛がうっかりしなくなる
・黄門様のスマホが世直し依頼で四六時中鳴りっぱなし
・あっという間にSNSで証拠が集まってしまい、瞬時に事件解決
・みんなスマホのナビで移動するので、誰も道に迷わなくって山賊失業
・みんな通販で買い物するので庄屋が倒産
色々なシーンにスマホを置き換えるたびに、激変していく水戸黄門の世界。うーん、スマホの与える影響力って、どんだけでかいんだ…!
いろいろと変化を探してみると、スマホの便利さは悪の裁きの手助けになるものの、悪代官の悪事にも役立ってしまいそう。
結局道具というのは、使う人次第でどうにでも使えてしまうようですね。
ちなみにこの記事のきっかけとなった『
無駄のある毎日を。
』では、さらに遥かに上を行く無駄すぎる楽しい検証をやっていました。
意義はともかくとして、ふと浮かんだ疑問に全力で取り組んでみるのも、何か新しい発見や楽しさにつながるかもしれませんね。
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