中国が一人っ子政策に終止符を打った結果→避妊具の株価が下がる…海外の反応
中国が「一人っ子政策」の廃止を決定したニュースは、大きくニュースに取り上げられましたが、そのことで株式市場にも影響が出ています。
「乳母車」「おむつ」「粉ミルク」を製造する会社の株が上がり、一方で避妊具メーカーの株式が下がっています。
1979年から続いていた一人っ子政策ですが、想定を超える少子化が進んだことから、2年前には夫婦のどちらか一方が一人っ子なら第2子まで出産を認める緩和政策が共産党政府によって導入されました。
そして今年の10月29日、すべての夫婦に第2子の出産を認めると発表し、完全撤廃の運びとなりました。
この政策変更により、企業の明暗が分かれた形となっています。
特に赤ちゃんや子供に関連するビジネスは有利になると予想され、影響はそれらの製品を扱う日本企業のみならず、乳製品を輸出しているニュージーランドにまで及んでいるようです。
特に避妊具の株価が下がったことが興味深いと、海外掲示板でコメントが盛り上がっていました。
●病院が十分にあるのかな……。9か月後には忙しくなるだろうから。
↑そのことをNPR(アメリカの公共のラジオ)で議論されていたが、多くの分析ではベビーブームは来ないとのことだった。ただし中国の周辺国では一人っ子を強いられていないので、人口問題でまだ苦しんでいるのが現状である。
↑2007年からは、1人目が娘ならもう1人子供を作っていいことになっていたが、そうする家族はわずかだった。
↑中国がベビーブームを体験するってのは、アメリカの失敗から学んでないな。
↑ベトナムと戦争し始めるってこと?
●コンドームは中国ではとても高いにちがいない。
●一人っ子政策をしてから人口ははっきり下がったの?
↑新たな世代の人口は増大していない。ただし成長率は上がったけれどね。
↑全体の人口は、一人っ子の両親の世代が亡くなるまでは減らないので、しばらくかかる。
●中国の夫婦の多くは避妊リングや不妊手術を受けている。すでにコンドームは余っていたんだ。株式市場は愚かなんだよ。
●世界の問題だよ。世界レベルで人口のコントロールをしないといけない段階だと思う。反対にあうかもしれないが、正直な意見だ。
中国でも少子高齢化が危惧されていることから撤廃となった一人っ子政策。遅すぎたと批判する専門家も少なくないようです。
急激な高齢化社会を迎えたときに社会が成り立つのかどうか、日本が抱える問題でもあるだけに、解決策を見出したいところです。
Condom shares fall after China abandons one-child policy : nottheonion