アメリカ大統領選挙に「魔法使い」が出馬…強烈なインパクトを放つ
長靴をかぶった魔法使いのような格好のこの男性は、ニューハンプシャー州の活動家のヴァーミン・スプリーム氏。
なんとアメリカ大統領選への出馬を表明しています。
見た目だけではなく、公約もまた風変わりなものとして話題を呼んでいます。
日本の知事選などでも変わった候補者が話題を呼ぶことがありますが、このインパクトはまさにワールドクラス。
(Vermin Supreme - Wikipedia)
こちらは何をしているのかというと、対立候補に魔法をかけているところ。
討論相手もお手上げ。
さて、ヴァーミン・スプリーム氏の掲げる主な公約をご紹介していくと……。
1.過去にタイムトラベルをして、ISISを壊滅させる。
2.アメリカ国民すべてにポニーを提供する。
3.歯みがきを毎日、強制的に行う法案を作る。
4.世界の終末に備えて、ゾンビのパワーを利用するテクノロジー開発を援助する。
……といったように、見た目以上にぶっ飛んだ内容になっています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この男は政治システムをあざけるために頻繁に立候補しているよ。当選したら人々に毎日歯を磨かせるとか公約を掲げてる。
(Vermin Supreme - Wikipedia)
↑5人に4人の歯医者は支持することだろう。
↑カナダにもこんな政党があるよ。「サイ党」と呼ばれている。彼らの公約は以下の通り。
・重力の法則を廃止。
・背の高い学校を建築することで高い教育を施す。
・サウザンド諸島をていねいに数えて、アメリカ人が一つも盗んでいないことを証明。
・バッキンガムにいるイギリスの女王をケベックに移す。
・ティム・ホートンズ(カナダのドーナツチェーン店)を国営化する。
・首都をオンタリオのカパスケーシングに移動させる。
・2017年の香港特別行政区行政長官の選挙にカナダ人全員に投票の許可を与える。
・この党へ投票する人へのオーガズムを引き起こさせる。
・最後にもし当選したら上記のすべての公約が守られないと公約している。
(Rhinoceros Party - Wikipedia)
●この男のキャラクターは狙ったもので、レポーターから質問を受けるたびに、不合理なことを真面目な顔で応えている。そして真面目にこのキャラクターになりきっている。
個人的にはこの男が気に入ってる。そして1票を投じるつもり。
●イギリスにも、政治システムをあざけるための、おかしな立候補者が出馬する文化があるよ。
●冗談はいいとして、ISISに対抗するのに、このタイムトラベル案よりまともなものが出るのか疑う。
●なぜ他には無料のポニーを宣言するやつが出ないんだろう。
●これは2012年のもの
Vermin Supreme: When I'm President Everyone Gets A Free Pony - YouTube
↑思ったより安らぐ声をしているな。
↑「エネルギー供給源として、ゾンビのパワーに手綱をつける」すばらしい!
↑「ヴァーミン・スプリームへの1票は、捨てることになることを覚えておいてください」(本人)
●彼はもう、数十年にわたって全ての選挙に立候補しているよ。
●やっと自分に関わりがある平均的なアメリカ人立候補者が出た。
●なかなかいいのだけど、公約がひどい。平均的なアメリカ人はポニーを世話する時間、お金、場所がない。これはかなりの重荷となり、動物虐待と言う結果を導いてしまう。
さらにタイムトラベルというアイデアはよく聞こえるが、それは意図をしない影響が出る。
↑彼はポニーを食べてはいけないとは言ってないので、うまくいく可能性もある。
↑ポニーを常にそばにおいておくための、ポニー確認システムを忘れているよ。
●もし13歳の女の子でも投票できたら……。
●ベン・カーソン候補ほどクレイジーじゃないだろ。
●1票を投じるよ。おっと、自分はカナダ人だった。
出馬は今回が初めてではなく、名物候補となっているそうです。
本当に大統領に選ばれたら困るでしょうが、そんな平和な世の中もいいなと思います。