中国の高官「中国はインターネットを検閲してなどいない!」…海外の反応
中国で「天安門」と検索しても1989年の事件については情報が隠ぺいされていることで知られていますが、Google、twitter、Youtubeなど、世界的にメジャーなサービスの多くも遮断されていて利用することができません。
(参照:中国版Google「天安門」の検索結果が海外で話題に、外国人たちのコメントは…)
そんな厳しい検閲下にある中国ですが、ネット政策のトップであるLu Wei(魯煒)氏が、「我が国はインターネットの検閲を行っていない」と発表しました。
国家インターネット情報弁公室の室長を務めるLu Wei氏は、「中国がインターネットの情報を検閲しているとの表現は誤っており、我々はあくまで『管理』しているに過ぎない」と述べています。
また、海外のサービスやWEBサイトをブロックしているのは、「付き合う友人を選ぶ当然の権利」だとも主張しています。
この主張に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●今、上海にいるけど、この記事さえもVPN(仮想的な専用線:インターネットを海外サーバー経由でつなぐことで国内の規制を回避)を通さずに見られないんだ。確かにそれに検閲はない。
(Virtual Private Network - Wikipedia)
↑質問。中国政府がVPNをブロックするのは難しいの? もしできたらやってるよね。
↑こう考えてくれ。
「木の根がいろんなところから出るのを防ぎたい」
「でも、それをやったとしてもすぐに新しい根が出てくる」
こんな風に全部を一度にブロックできないので、やる価値もないということなのさ。
↑木ごと切るんだよ。 ─ドナルド・トランプ(過激な発言を連発しているアメリカ大統領選挙候補者)
●検閲のトップが「検閲はしてない」と言う。最も簡単な仕事だな。
●「ここでは何も変わったことはない、絶対にない」 シリアのトップたち
↑「戦争をしているんじゃなくて、壊せるものは壊してるだけなんだ」
●「中国では検閲はない! ただ我々にとって都合のいいものだけを民衆に見えるようにしてるだけである」
●うちの上司は中国にいる。香港にいるときだけFacebookにアクセスできるってさ。そうだよな中国。
●これはNSAが「国民をスパイしてなかった」というのと同等だな。
(参照:アメリカがドイツや日本に対してもスパイ行為をしていたことへの海外の反応:らばQ)
↑あるいは金正恩が「北朝鮮では人権侵害はない」というのといっしょ。
↑そりゃ人権がなけりゃ侵害もない。
●今日自分は、中国は検閲をして、それを別の呼び方をしていると知った。
●きっと「中国にはたくさんのクリーンでフレッシュな空気がある」と言うに違いない。
実際には検閲を回避する人も多く、情報を完全にコントロールすることは難しいようです。
民衆が知識を付けて行ったとき、中国の言論統制はどうなっていくのでしょうか。
There is no internet censorship in China, says China’s top censor