「学校で教えられてないけど、教えたほうがいいと思うことはある?」回答いろいろ
先進国では教育は重要とみなされ、学校教育に力を入れていますが、すべてをカバ―できるわけではありません。
「学校では教えられていないけれど、教えるべきと思うことは何ですか?」と、海外掲示板に質問がありました。
回答をご紹介します。
●税金とファイナンス。自分の税金がどう計算されているのか、ほとんど知らない。税務署から手紙が来ないことを祈るのみ。
●ストレス、精神的な病気、うつ病について触れておくべきだと思う。どうやって他人を助けるか、症状や兆項など。
試験の結果や恋人から捨てられたといった理由で、若者が自殺するなどはあってはならないと思う。
●料理と栄養。30gほどのナッツ類を食べると心臓病のリスクを50%も減らせると知っていたかい? 知らなかったよね。誰も高校では教えてないから。でもきっと大勢が助かる。
●教育システムの中に、大きな空白が2つある。なぜそれが存在するのかがわからない。
1.初歩レベルの健康意識。
ちょっとした一般的な知識を知るだけでリスクを減らせる。心臓欠陥、発作、気管支炎、糖尿病、乳がんに腸ガン。ほとんどの人がこれらの中の1つ、あるいは複数を体験する。自分は医学の道に進んだにもかかわらず、歯医者から「歯を強く磨きすぎると歯ぐきを後退させる」と聞いて驚いた。なぜそれを20代になってから学ぶんだ?
2.ファイナンス(家計やお金の管理)。
年金は「定年後にもらうお金」としか知らなかった。税金はどう計算されているか知らないし、別の銀行の銀行口座の違いもわからない。なぜ子供たちにデビットカードとクレジットカードの比較を教えないんだ。基本的にそれらの知識は川底にたまる堆積物の層よりはるかに重要だ。
●これは質問でもあるけど、なぜアメリカの学校では小さな子供に間違った歴史をわざと教え、それをあとから訂正しなおすんだろう? まず小1や小2で、インディアンは放浪者を気に入っていた、コロンブスは偉大だったなどと教え、高校でそれは全く違うと教え直す。それはいったい何? なぜ最初に間違ったバージョンなんだ。7歳でレイプや大虐殺を教えないことは理解できるが、嘘を教えるならそのかわりに生物や数学でもやっておけばいいのではないか。
●基本的なパソコンのトラブルシューティング。あるいは一般的な問題や検索のしかた。
10代ならこうした知識があると思うのだが、でも言わせてもらう。答えはノーだ。よくわかっている詳しい人もいるが、PCとiPhoneの違いがわからない人もいる。
↑すごく短い授業になりそう。
1.電源を消しなさい。またつけなさい。
2.検索をしなさい。
「テストをします」
●(大工また電気業)業界の教育講座。もうほとんどの学校でやっていない。
●理論立った考え方や議論のしかた。
●人気はないが、アメリカでは外国語をもっと教えるべき。
●性教育。リアルな性教育だ。いろいろな側面からだ。
●どうやって……
・税金を払うか
・投票するか
・仕事を見つけるか
・家を買うか
・車を買うか
●プロレタリアートから搾取し、生産を差し押さえる抑圧的な資本主義制度をどうやって倒すか。
●テクノロジー。コーディングやデザイン、セキュリティにハードウェア。それからファーストエイド。
教育システムは国ごとに差はあるものの、もっとその後の人生に必要なことを導入してほしいといった意見が目立っていました。
税金の計算のしかたを、子供に手伝ってもらう日が来てもいいかもしれません。
What isn't being taught in schools that should be?