「12年前に父が撮った決定的瞬間を見つけた…」直後が気になる写真
劇的な瞬間は狙って撮れるものではなく、写真を後になってから眺めているうちに、ようやく気付くこともあります。
「12年前に父が捉えた瞬間写真を、最近になって見つけた」と、1枚の写真が紹介されていました。
決定的瞬間をご覧ください。
自転車に立ち乗りする少年。
すいすいと進んでいますが、ん、前輪が……
前輪だけがフライング!
何をしたらこうなったのか不明ですが、この直後は嫌な予感しかありません。
今どきのデジカメであれば撮りたいだけ連写できますが、フィルムカメラでこんな決定的瞬間を捉えたのはお見事です。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ローライダー・バイク(ハーレー・ダビッドソンの車種)のようだ。
●まるで次の瞬間、何かのトリックをするかのように舌を付きだしているのがいい。
そして突然…。
↑かなり自信があるように見えるので、そのまま走ったと思うよ。
●この歴史的な瞬間に、何が起こったかを教えてくれ。
↑(投稿者)それは2004年のことで、デジカメが普及し始めのときだった。父親は何を思ったのか黄色いコダックの使い捨てカメラを買った。
父親がそれを持って外に出てきたときには、兄とどちらが長く前輪を上げて走れるか競争していた。11歳が悪いやり方で前輪を取り付けたので、緩くなっていた。
競争が始まって最初に兄がチャレンジ。強く引っ張り上げて前輪を浮かせた。もう回転するんじゃないかと思うほどに。バランスを取り戻したときには前輪がはずれ、転がり始めた。近所の郵便受けをぐちゃぐちゃにした。その間、兄はフロントのフレームを地面に引きずり、顔から着陸していた。幸運なことに歯は折れなかった。
それを父親が使い捨てカメラでベストタイミングを撮っていた。
↑そのエピソードがおもしろいのは、最悪な目にあったのが兄のほうだったってことだな。
↑きっと「偶然に」前輪を強く取り付けなかったんだよ。
●では失礼。
●子供の頃、姉にどれくらい前輪を上げていられるかを見せびらかしていたよ。そうして同じように前輪がはずれた。今までにないほど長いこと乗っていた。小さな僕は、どんな風に転ぶかばかりを考え、転ばないようにする考えはなかった。
そして壮絶にハンドルを飛び越えた。このトラウマであり、意味不明の誇りを思い出だせてくれて、ありがとう。
↑少年よ。誰もが後ろから降りることを狙わなければいけない。そうすれば足で着地できる。
●2004年で12歳?なんてこった。
↑「ずいぶん前の2004年に撮った」という表現は、人によって違う意味になる。
●前輪がはずれるときはいつも悪いニュース。
一番のファインプレーはお父さんでした。
当時は悪い出来事でしたが、写真に残っていると思い出となるようです。
Almost 12 years ago my Dad caught a picture so rare that no one believed us when we told them.