1億5000万円の宝くじに当選した妻が、夫に隠して離婚→訴えられて全額が夫のものに
宝くじで高額当選すると人生が大きく変わることになりますが、不幸に終わる例も少なくありません。
使い込んで転落することが多い中、アメリカ・カリフォルニア州の女性は、少し変わった転落のしかたをしました。
夫に当選したことを内緒にして離婚したことから、当選金を全て失うことになったのです。
Jack Whittaker and More Unlucky Lotto Winners
デニース・ロッシさんは夫と25年間連れ添っていました。
不幸はカリフォルニア州の宝くじ130万ドル(約1億5000万円)を当てるところから始まります。
当選したことは夫には告げず、いきなり離婚の申し立てをし、夫にショックを与えたのです。
2年ほど経ってから、元夫は元妻が宝くじに当選していたことを知り、訴訟を起こしました。
元妻は裁判で「夫に当選金に手をつけてほしくないために、当選したことを言わなかった」と認め、それが彼女にとって不利に働きました。
判事は彼女のしたことは州の公開法に違反するとの判決を下し、当選金を夫に支払うように命じたのです。
その額はなんと全額。
もし彼女が内緒にしていなければ半分ずつ分け合うことになりましたが、独り占めしようとしたことから、すべてを失う結果になったのです。
この結果に対し、海外掲示板にはいろいろな意見が寄せられていました。
●その当選金を使って、法律違反を認めないようにアドバイスする弁護士を雇えなかったのかな。
↑おそらく当選金は凍結されて、判決が出るまではどちら側も使えなかったと思うよ。妻が自由に使えるままなら、裁判の意味がないからね。
●自分が夫ならもっとあてつけをするね。「宝くじに当たったけど、得たものはこのTシャツだけ」とプリントしたTシャツを送りつけるよ。
●宝くじにまつわるエピソードは、その他の転落話も落ちこめるものばかりだよ。
↑問題は宝くじに当選することではなく、どんな人が当選するかだと思う。当選者がギャンブルや酒癖があるなら、無限にある現金によって悪化するだけだ。きちんとしたバックグラウンドがあるなら(もちろん誰でも家庭の問題はある)、宝くじに当選することはそれほど悪いことではない。
↑経済観念もね。残念なことに大半の一般人は持ち合わせていない。
●彼女のやったことはかなりうさんくさい。オレに言わせるとひどいと思う。夫は分け前を得るべきだった。だが全額没収されるべきなのか。いちおうは彼女のクジだったんだろう。
↑犯罪を隠すことは犯罪そのものより悪いと思われている。
●宝くじに当たったら、これをしてはいけないと今日学んだ。
●当選金を人生の経済保証に変えるのは、自制心のみである。残念ながら宝くじを買う習慣は自制心が乏しい兆候である。
高額当選をしたとき、どれだけ自制心を保てるかが転落するかしないかの分かれ目のようです。
不幸な転落例は以下をどうぞ。
(まさに天国から地獄…巨額の宝くじに当選して人生を破滅させた10人)