「虹の中で…飛行機に雷が落ちた」奇跡が重なった写真
ドイツの写真家が、虹が出ている中で、雷が飛行機に落ちる瞬間をとらえたそうです。
海外掲示板の反応とともにご紹介します。
稲妻のラインが途切れているところが飛行機。
車と同様に、飛行機の外壁を通り抜けてそのまま地上まで落ちるので、客席は無事という理屈のようです。
虹も同時に出ており、しかも虹のラインに沿って稲妻が落ちている神秘的な写真となっています。
海外掲示板の意見をご紹介します。
●よし、誰かこれが起こる確率を出してくれ。自分は数学ができない。
↑任せろ。9か月前に数学をやっていた。
ここでは2つの限られた要素がある。ひとつに飛行機が雷に打たれるということ、ふたつに写真家が見ているときに虹を通り過ぎる飛行機が雷に打たれるということ。
NASAの1980年の研究によると、嵐の中を通り過ぎる飛行機が雷に打たれる可能性は50%(ちなみに安全)。
虹はこの場合、写真の5度分しかカバーしていないので、180度分の5度で、
5/180=0.02777
0.02777*.5=.013888
つまり1.3888%のチャンスで、虹が出現した嵐の中を飛行機が通って稲妻に打たれることになる。
これ以上の詳細(年間の嵐の確率、嵐の長さなど)に言及しない理由は、その写真家に依存するため。写真家がいつも嵐の中だけだったり、空港の近くで虹をバックに写真を撮っているかもしれないからである。
●ここにユニコーンがあれば完璧だ。
●きっとその飛行機は墜落したんだ。生存者は無人島で6年暮らすことになるんだ。
●ねぇ、飛行機って雷に打たれても耐えられるのに、携帯を付けるとダメなの?
↑稲妻は単純に飛行機の表面のアルミニウムを通り過ぎ、ファラデーケージのように作用し、中のすべてがフライにならずに済む。だが、なぜケータイを使っちゃいけないかはわからないな。
(ファラデーケージ - Wikipedia)
↑間違ってるかもしれないが、緊急時にケータイを使っている人がそっちに集中してしまい、状況を正しく取り扱えないからだとは聞いたことがある。
飛行機への落雷は、フライト3000時間に1回程度は起きているそうです。
基本的に安全だとは言え、乗っている飛行機が雷に打たれるのは怖いですね。
German photographer Birk Mobius captured a photo of lightning striking a plane inside a rainbow.