鳥肌が立つほどカッコいい…!スバルが東京オートサロン2016で最新コンセプトカーなど6台を公開、日本初公開モデルも
カスタムカー好きにはたまらない!
全国から腕利きのカスタムカービルダーが集う、世界最大級のカスタムカーの祭典『東京オートサロン2016』。一足先に取材に行ってきたのですが、会場でひと際目立つ、 スバルのブース に行ってみると…うおぉ!?これはっ…男子ならば心を奪われずにはいられない、STIのカスタムカーがズラリ!
スバル渾身のカスタムが施された日本初公開のコンセプトカー、ニュルブルクリンク24時間レース2連覇を目指すレースカーなど、車好きにはたまらないカスタムカーの数々をご覧ください。
『東京オートサロン2016』開幕!
と言うわけで、今年も始まったカスタムカーの祭典、東京オートサロン2016にやって来ました。
会場を見渡すと、全国各地のカスタムビルダーによるカスタムカーがズラリ!幕張メッセで1月17日まで開催されています。
スバルのブースが本気すぎて熱い!
その中でもひと際大きく、目立っていたスバルのブース。
大勢のお客さんをかき分けて進んでみると…
この車は、STI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)がフルカスタムした、今回の目玉の2台。
一見するとそれぞれ全く違く車に見えますが、ベースになっている車はいずれも、スバルが市販しているこちらの『SUBARU BRZ』。
このノーマルの状態でも十分すぎるほどカッコイイし高性能なのですが、フルカスタムされたBRZと見比べてみると…かなり外見が変化しているんですよ!
美しすぎる日本初公開のコンセプトカー『STI Performance Concept』
目玉の1台がこちら、『STI Performance Concept』。日本で公開されるのはこれが初なのだそう。
STIがコンプリートカーとしてBRZをフルカスタムしたコンセプトカーだそうですが、艶消しのブルーの滑らかで美しいボディ、精悍なフォルム。
あまりの完成度に、目にした途端に心が奪われる…。
背面を見ると、STIのロゴが誇らしい存在感のリアスポイラーに目が行きますが、よく見るとタイヤがノーマルよりさらに太くなり、それに合わせてボディもワイド化。かなり大掛かりな改造が施されているようです。
よく見るとドアノブやミラーも変更されていますね。
さらにエキゾーストも変更され、リア周りはオリジナルとはまるで別物。エアロもF1などでも採用されているカーボン仕様。
またエンジンもレース用のターボエンジンに交換され、出力は市販モデルの1.5倍に。は、走ってみたい…!
もちろんシートやハンドル、シフトレバーなど、市販モデル違うところが随所に。
これほどまでにがっちりとカスタムされた車はなかなかお目にかかることはできませんが、こうして目の当たりにしてみると…ううう、欲しい!
残念ながらこの『STI Performance Concept』は、コンセプトモデルなので買うことはできませんが、ここまでの完成度に達しているなら、もしかしたら市販の可能性も…?否が応でも期待が高まりますね。
市販のBRZをレースカーにまで昇華した『SUBARU BRZ GT300 2016』
そしてもう一台の目玉『SUBARU BRZ GT300 2016』は、なんと市販のBRZをレース仕様にフルカスタムしたモデル。
タイヤはノーマルよりもずっと太くなり、それに合わせてフェンダーも制作。正面から見ると、車幅が変わりすぎて、パッと見では市販のBRZがベースとは思えないレベル。
リア周りを見てみても、完全なガチレース仕様。レースカーを間近で見たのは初めてですが、公道を走るスポーツカーとはまるで別物。
車内からはレースに不要なものは全て取り払われ、ハンドル周りも完全にレース仕様。まさに走るためだけにチューニングされた、究極のマシン…!
この車は、昨年行われたレース『SUPER
GT』に実際に出場した車両。残念ながら昨年はいい結果を残せませんでしたが、その結果をバネにさらに改良を加えられているのだそう。
ちなみにスバルは市販車をベースにしてレースに出ることにこだわっているのですが、それは レースで得たノウハウを、市販車に活かすためだそう。
そういえば以前スバルの車を試乗した時、地面に吸い付くようなハンドリング、カチッとした乗り心地、気持ちいい加速で運転がとても楽しかったのですが…なるほど、あれはレース経験から得られたものだったんですね…!
今年のスバルは、SUPER GT優勝、ニュルブルクリンク24時間レース2連覇を目指す!
またこの日はSUPER
GTやニュルブルクリンク24時間レースなど、レース全般の総監督、辰己英治氏によるカンファレンスが開かれ、スバルの取り組みについて話してくれました。
昨年は無念な結果に終わってしまったSUPER GTですが、「今年は絶対に勝たねばならない」と、反省と意気込みを語る監督。
その実現のために、軽量化、1mmでも重心を下げるなど、とことんまで性能を追求したそうです。レース車両ってこんなにシビアなチューニングを求められるんですね…!
また、難コースと言われるニュルブルクリンク24時間レースでは、昨年SP3Tクラスで優勝。さらに今年は2連覇を狙うことを宣言。
昨年トップに立っているだけに、他チームに追われるプレッシャーは相当なものだと思いますが、今年はどんな結果になるのか楽しみです。
また、SUPER GT 2016のドライバーである井口卓人選手と山内英輝選手も、昨年SUPER
GTで1勝も出来なかった悔しい思いをばねに、今年こそは皆さんに優勝を届けたいと、熱い思いを語ってくれました。がんばれ〜!!
レースを通じて、安心と愉しさを届けたい…スバルの想い
そしてなぜスバルがここまでレースに力を入れているのか、その理由に触れたのですが…
スバルがレースに参加する理由は、極限の環境で極限の性能を求められるレースを経験し、ノウハウを蓄積することで、それを市販車に活かすため。
先にも書きましたが、スバルは市販車をベースにレースに出ることにこだわっていて、レースで得られた経験を反映することで、より安全で愉しい車を届けたいと考えているそう。
公道では安全で愉しく、レースもこなせる性能。そんな凄まじい性能の車を一般用に販売しようという、無茶とも思える取り組みを貫くスバルの真摯な姿勢は、車好きとしては応援しない訳にはいかない…!
モータースポーツ参戦予定車両も展示
会場には、ニュルブルクリンク24時間レースに使用される車両も展示されていました。
全日本ラリー参戦予定車も。特徴的なヘッドライトが目を引くレース仕様に仕上げられたWRXは…うーん、やっぱりカッコイイ!
車内は見ることができませんでしたが、選手の体型や好みに合わせて、選手専用にチューニングしているそう。
レヴォーグやXVのコンセプトモデルも見ごたえアリ!
さらに今回の展示では、XVがベースの『XV HYBRID STI CONCEPT 』や…
BRZをベースにした『SUBARU BRZ CG ROBOT Racing 2016』の姿も。
個人的にかなり好みな『LEVORG STI CONCEPT』。欲しい〜!!
今回の展示はレース車とコンセプトモデルですが、これだけの完成度に達しているなら、発売を期待しても…いいかも?
最近は実用的な車ばかりで、こんなに車にワクワクしたのは本当に久しぶり。車好きでもそうでなくても、足を運べばきっと、新しい愉しさが見つかりそう。
そうそう、もちろん美しいレースクイーンも、皆さんを待っていましたよ!
東京オートサロン2016は日曜日まで開催されているので、週末に時間があるならぜひ足を運んでみては。会場や時間の詳細はこちらからどうぞ。
東京オートサロン2016
場所:
幕張メッセ
(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
期間:1月15日(金)〜1月17日(日)
1月15日(金) 業界&報道関係者招待日 ※15:00〜20:00 一般特別公開
1月16日(土) 9:00〜20:00
1月17日(日) 9:00〜17:00