インド政府「その辺で排泄するのはやめよう」あまりに不衛生なため銀行に公共トイレを作るよう要求
先進国に住んでいるとなかなか想像しにくいことですが、インドの田舎の人口の約半分はトイレなしの生活を送っています。
戸外でそのままするという人が大半なのです。
不衛生な状況は病気の蔓延にも繋がることから、インド政府は各銀行や小規模金融機関に対し、各地に公共トイレの建設を推進するよう要求しました。
Govt asks banks to pitch in to make India open defecation free
2019年までに「清潔なインド」を目指して、公衆の衛生や飲料水についても取り組んでいくのが目的とのことです。
衛生を維持することは、貧困や栄養失調、不健康や低学歴とも強く関係があるとされ、2014年の10月以降、すでに1470万のトイレが建設されているそうです。
それでもまだ人口の50%近くが利用するトイレを持たず、政府は早急に問題解決が必要な課題であると考え始めたようです。
トイレなしの想像を絶する生活を営む人の多さに、海外掲示板でもさまざまなコメントが寄せられていました。
●とりあえず正しい方向へのステップに思える。「便」フリーな環境は一般的に良いことだ。
●インドの排便事情を知らない人が見るべき動画。
(閲覧注意:Pooping on the beach in India - YouTube)
365日、いつもそんな状態?
↑トイレが各コーナーにあったところで、文化を変えるのは難しい。戸外で排便をすることをもう何千年もしているのだから。
↑理解できないよ。南アフリカでもわざわざ公共のトイレを通り過ぎて、公園でするやつがいる。
ソース:踏んだ。
↑他の掲示板のスレッドで、この件についてインド人がわかりやすく説明していたよ。もし恥というものがないなら、何百人が使って掃除もされないところで排便するよりも、戸外でするほうがよっぽど気持ちがいいものだとね。そんな(不衛生な)シートに触るなんて気が狂ってるとね。
↑ガンジス川でいろんなものが浮いている写真を見てインドを訪ねたくないと思ったが、もう今は決定的にインドに行きたくない。消毒剤がどんなたくさんあってもそのトイレの1km以内には近づけない。
●公共のトイレ利用を増やす鍵は、汚物で覆われた溝よりきれいなものにしなくてはいけない。
↑まともな下水が通っていない中国の一部のトイレをひどいと思ったが、インドの公共のトイレの動画を見たら、中国の公共トイレがまるでリッツカールトンクラスに見える。
↑「誰か掃除はするのかい?」「自分の仕事じゃない」
●核を持っているというのに、排便はそこら中でする。なぜ?
↑確かに他の国で核保持の力を持っている国の中で、通りのそこらで排便をしているって国は無いな。
↑中国はどう?
↑比較にならないね。10億の人口で1400万人ほどが戸外で排便していることを考えると。インドでは6億人だぞ。
●「戸外での排便フリーを目指して」いったいどんなキャンペーン・スローガンなんだ。
ところ変われば習慣も変わると言いますが、さすがに想像を絶する状態であると、先進国からは驚きの声でいっぱいでした。
たしかに公共のトイレがあっても、トイレの衛生面がひどいと利用するのはつらいものがあります。
Indian govt asks banks to pitch in to build toilets and make India open defecation free.