美容師がいないカナダの町、自分たちで切るため奇妙なヘアスタイルが続出することに
人口の少ない町では、店や職が少ない欠点があるのですが、もう何年も美容師・理容師がいない悩みを持つ町がカナダにあるそうです。
お互いに切り合うしかないので、どんなことになっているかと言うと……。
彼らがバリカンやハサミで切り合った結果です。
場所はカナダのノースウェスト準州のノーマンウェルズで、人口は800人ほどの町。ここではもう何年も散髪してくれる人がいないままなのです。
町から出る用があると、最初に考えることがヘアカットだと言い、それ以外は知人同士で切り合うか、自分でカットする状態が続いているとのことです。
プロが切るわけではないので、似たようなおかしな髪型や長髪ばかりだと言い、町を出るまで何か月も伸びっぱなしの人も少なくないのだとか。
町で働く、長髪の女性シーラ・ボールさんは自分で髪の毛が切れるので恵まれているほうだと言い、多くの人はハサミで自分で切っており、それがうまくいっている場合とそうでない場合があるそうです。
他人の髪を切ってあげたこともあるそうですが、プロではないので責任を持てないため、あまり乗り気ではないとも述べています。女性は染めたりもしたいため、ひとりでするには限界を感じているとのこと。
そのため町では、真剣に美容師を募集中だそうです。
イス、鏡、シンクなどが備えられた、すぐに働ける場所もあるといい、家賃はいるものの、以前にいた美容師はかなり忙しかったので十分やっていけるのではと、誰かが来てくれるのを歓迎しています。
新しい美容師が来てくれるまでは、町民のヘアスタイルはどんどんワイルドになっていきそうです。
Town seeks hairdresser after years without one