「中国からHDDを買った…あれっ容量がやけに小さい」→嫌な予感しかしないけど開けてみた結果
中国から1TBの外付けHDDを購入したという海外の人が、サイズがなぜか32GB(30分の1)しか表示されないので、中身を確認することにしたそうです。
なんだか嫌な予感がしますが、ふたを開けて出てきたものは……。
やっぱり!
ある意味予想通りな気もしますが、中には小さなUSBメモリ。容量が32GBしかないのも当然です。
重さバレしないように、重しの金属棒が2本バランスよく固定されているあたりに、悪知恵を感じます。
まさに安物買いの銭失いとなったわけですが、電子機器は信頼できるところから買うべきだと勉強料を支払った形です。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●きっとそのボルトも本物ではない。壊すとキャンディの包み紙でいっぱいの釣り用具の重りだったりして。
↑本物の釣り用具の重りでもない。近づいてしっかり調べると、小さな砂の袋がグレーに塗られているだけなのさ。
●32GBってのは見えるのかい、それとも1TBのふりをして上書きするタイプのやつ?
↑(投稿者)接続したら32GB表示が出ていたらしい。
ちなみにこれは自分の話じゃないんだが、3万ドル(約340万円)支払って、これが満載されたコンテナをつかまされた。
↑3万ドルだって? じゃあどうなるんだ? 全部がその偽HDDだったの? それともいくつかだけ?
↑(投稿者)全てだよ。被害者は泣いてるよ。市場の半額で買えたと思っていたからね。
↑うますぎる話なんだ。条件付きの支払いにしてなかったのかい。痛いレッスンだな。
↑うますぎる話はいいんだよ。中国からのうますぎる話はダメってだけだ。
↑3万ドルも使う前に、最初に1つだけを買わなかったのかい。
↑中国の輸出をしたことがあるが、サンプルを1つ買うときはちゃんとしたものを送ってくるよ。そしてバルクで買うとこういうことになるんだ。
●中国ではよくあることだよ。卵のまがいものまで出る国だ。きっとこのコンテナを送った人々は笑ってるさ。
↑どうやって卵の偽物を作るの?
↑偽のチキンからスタートだろう。
(実際はアルギン酸ナトリウムが主原料、殻は炭酸カルシウム)
●少なくともこれはSSDだ。きっとそこまでは期待してなかっただろう。
↑USB1.0のSSDだけどね。
●中国の設備でよくあること。去年、パワーバンクの工場と会議をした。何かイヤな予感がして、サンプルルームで10000mAHバージョンのバッテリーを取り出した。分解すると砂の袋と普通の1500mAHのバッテリが入っていた。UL、FCC、あるいはCEの保証がない限り買ってはいけない。もちろんそれすら詐欺のときもあるが、オンラインで中国から直接来るものを信用してはいけない。
↑中国の輸出のロゴに注意。
上:正式のCEマークで、製品がヨーロッパの安全標準で作られたことを意味する。
下:中国の輸出マークで、何も意味を持たない。
●自分は去年、BluetoothスピーカーをTJ Maxxから買って車の中で開けた。すると大きくて重いマグネットが入っていた。返品しに戻ったら店長は自分が騙してるのだと思っていた。
↑パソコンショップで働いたことがある。ある男がウェスタン・デジタル製のHDDを買いにきた。自分がカスタマーサービスに移ると、15分後にその男が払い戻しを求めてきた。HDDの代わりにレンガが入っていたと言う。自分で積んだりするのでどんな重さかがわかっているのだが、箱を持つと自分が売った箱よりずっと重かった。そして箱を開けると赤いレンガが入っていた。
店長に話すふりをしてその場を離れた。代わりにセキュリティ・オフィスに行き、駐車場の防犯カメラをスキャンをするように頼んだ。すると箱を開けてレンガを詰めている男を見つけた。
もう一度戻り、駐車場にカメラが設置されていることを知っているか尋ねた。男はレンガを持って帰り、二度と見ることはなかった。
●中国人として言うが、そんなのまだマシなほうだよ。
ひどいと同情する声もあれば、よくあることなので安さに釣られないように警告する声も多くみられました。
よくあっては困るのですが、世界事情はそうではないようです。
When you buy a 1TB Hard Disk from China but it's only 32GB