ヨーロッパ人旅行者「北朝鮮の禁止区域で違法に写真を撮ってきたよ…」海外の反応いろいろ
ロンドン在住の男性が、北朝鮮への旅行に行った際に、違法に平壌の写真を撮影したそうです。
どうにか持ち帰った貴重な写真をご覧ください。
平壌の立派な建物内なのでエリート階級の暮らしぶりかもしれませんが、あまり見ない北朝鮮の日常風景ではないでしょうか。
撮影したのはMichal Huniewiczさんで、北朝鮮当局の厳しい管理をあまり理解していないことから、違法な撮影に踏み切ったようです。
この写真に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●この写真を撮ったとき、どのくらい速く心臓がどきどきしていた?
↑(投稿者)速くなる時間もなかった。国外に出ること(手続きに3時間)のほうがもっとストレスだった。
↑どういう感じ? どんな手続き? いずれにせよ良い写真だよ。
↑(投稿者)税関の小屋へ入り、出る、そしてまた戻りそして出る。延々とだ。荷物の検査。そして地下へ行き、また地上へ行く。何をしているのかさっぱり不明だ。誰も英語を話さないからね。だが自分は割と簡単に出られた。携帯電話を持ち込んでなかったから。
↑「一眼レフカメラ」と「スマホ」の違いは何なんだ? わざとスマホを持って行かなかったのか、それとも幸運だった? それと他の人々の国籍は? 中国人はグループにいた?
↑(投稿者)問題というわけではなかったが、一眼レフのほうが道路などで写真を撮るには便利。特に車で走行中はね。携帯を持って行かなかった理由は自分の勤め先とリンクしているからで、自分がどこで働いているかを北朝鮮に知られたくなかったから。
他のメンバーは3人のイギリス人、ポーランド人、アメリカ人、ニュージーランド人、ノルウェー人。中国人はいなかった。あとで親切な中国人女性に出会ったけどね。
●このWEBサイトを見てくれ。
(The forbidden railway: Vienna - Pyongyan)
2人のオーストリア人が1万3000kmをウィーンから電車で旅して、何の許可も取らずに韓国の旅行業者を通して平壌にたどりついたんだ。ガイドなしで北朝鮮に数時間ほど滞在したそうだ。
↑(投稿者)それは感心だ。ありがとう。
↑多分そのルートが開かれていたのは、そのときが最後だろうけどね。
●友人が中国に留学していたとき、北朝鮮出身の人々がいたそうだ。彼らはスーパーで買えるちらしに驚いていたと言っていた。
↑(投稿者)母親は東ドイツに行ったとき、何でもあることにすごく驚いたそうだ。(それに比べて貧乏なポーランド出身だったから)
●違法に写真を撮ると、どんな処罰を受けるのが典型的なの? 想像するにカメラは没収されて、写真も削除されると思ったけど、それ以外に拘留される恐れはなかったの?
↑(投稿者)自分の推測は、口頭での警告と写真の削除だった。だけど今でも震えるんだが、同行したガイドは「平壌を出るときに、もし怪しい写真を所有しているのが発覚したら、没収されて拘留される」と言っていた。そして彼女は僕に「写真を撮り過ぎだと思う。多すぎる」と言った。
↑それはちょっと怖いな。ところで北朝鮮を訪問して基本的に感じたことは? 典型的な欧米の概念と比べてどう?
↑(投稿者)ひどいよ。悪夢だよ。暴力はないとか汚いことはないとか、すべて巨大な嘘だよ。マトリックスのようだ。国内に閉じ込められている人々を本当にかわいそうに思うし、それを許している中国を腹立たしく思う。
●北朝鮮の写真をいろいろ見てきたけど、この写真は他では見られない率直な北朝鮮の写真だと思う。都市部ではないところで驚いたのは、食物を育てていないことや、丘には木もないこと。
↑(投稿者)非武装地帯へ行くときには、ここからは撮影禁止で寝なさいと言われた。木はあったけど山にだけ、米を育てるのも無理だよ。よく見つけたね。
●写真はもっとあるの?
↑(投稿者)セカンドアルバムを作っているところ。
(Everyday Life in North Korea - Album on Imgur)
●北朝鮮で一番気に入ったところと、一番気に入らなかったところはどこ?
↑(投稿者)両方とも、マインドコントロールされたところ。いつの間にか北朝鮮人のようにガイドからの命令を待つようになる。怒らせないようにとか喜ばせるようにとかね。
中国経由で帰るとき、駅や空港からなかなか出られないと思うようになっていて、そこから、自分の好きなところへ行けるじゃないかと我に返った。あの旅行は自分に大きく影響したよ。
●なぜ北朝鮮は訪問してもらいたがるんだろう。
↑(投稿者)金がいるんだよ。
●ひとりのバカが権力を持って生まれために、大勢が虐げられていると思うと、とても悲しい。ほとんどの写真はとても悲しいよ。
↑(投稿者)撮った写真の中で彼らの笑顔は2枚だけだったと思う。この洗脳されて貧困な人々の運命を目撃したことはひどいことだったよ。特に彼らが話しかけてくるとき、一生懸命に北朝鮮は地球で一番すばらしい国だと説得するのを見るときはね。
ささいな理由から北朝鮮に拘留されるアメリカ人がときどきニュースになるだけに、かなりリスクのある行為だったと思いますが、同時に貴重な写真となりました。
Michal Huniewiczさんによる、その他の写真は以下よりどうぞ。
(Michal Huniewicz | Flickr - Photo Sharing!)
Illegal photo, off-limits shop in North Korea.