79%が「ナシ」…調査結果を無視して発売されるスポーツ炭酸、運動中に本当に適しているのか検証してみた
そういえば…スポーツ炭酸ってないですよね。
20〜40年前は アスリートやスポーツマンに炭酸は厳禁 と言われていましたし、言われなくなった今でさえ、 お腹が張ったり、ゲップで呼吸を乱しそう な炭酸は、運動中には適さないと考えるのが一般的です。
サントリーの調査によると、それを裏付けるように、日本人のおよそ80%がスポーツ中の炭酸飲料は「ナシ」と回答。この結果を見る限り、 スポーツ炭酸の需要があるとはとても思えません。
ところがそんな調査結果にもかかわらず、サントリーがまさかのスポーツ炭酸『 C.C.スポーツ 』を発売しました。
明らかに売れそうにないのに、一体どうして…?
スポーツ施設の自販機売り上げ上位に入る、炭酸飲料のC.C.レモン…海外ではスポーツに炭酸は一般的
その理由の一つが、スポーツ施設に設置された自販機の売り上げ。
調査によると、 売り上げトップは水とスポーツ飲料 と予想通りの結果だったのですが、意外にも 炭酸飲料であるC.C.レモンが次いで上位に入るという結果に。
また海外、特にヨーロッパのスポーツの大会などでは、ドリンクケースに炭酸飲料が入っているのが一般的で、 松岡修造さんも試合中気分転換をしたい時には、炭酸飲料を飲むこともあるのだそうです。
C.C.スポーツ『テニスコート』篇 15秒 サントリー CM - YouTube
そこでサントリーは、C.C.レモンをベースに何度も試作を重ね、スポーツ炭酸『C.C.スポーツ』を開発。
80%近くがスポーツ時に炭酸はナシと答える逆境の中、満を持して発売しました。
スポーツ時に炭酸ってあり?なし?投票キャンペーン|C.C.スポーツ サントリー
しかし、スポーツ施設でC.C.レモンが人気と言っても、運動後のドリンクとして人気があるだけで、 運動中に炭酸が好まれているとは言い切れないのでは…?
そこで運動中に炭酸がアリなのかナシなのか、実際に試してみました。
鎌倉←→江ノ島15kmをサイクリングして、C.C.スポーツがアリかナシか検証してみました
と言うわけで、検証のために鎌倉にやってきた、編集長とまゆな記者。
今回は運動不足な40代の編集長の体力に合わせて、鎌倉〜江ノ島の往復15kmをマウンテンバイクで走行。のどがカラカラになったところで、C.C.スポーツがアリかナシかを検証します。
編集長「うわー自転車なんて久しぶり!」
まゆな記者「風が気持ちいい〜!」
この日は晴天で、気温も20度。幸いにも絶好の天気に恵まれました。
編集長「しかし炭酸のスポーツ飲料ってどうなんだろうね?」
まゆな記者「全然アリだと思いますよ」
編集長「でも学生の頃、運動部は炭酸飲料は毒みたいに言われてたよね」
まゆな記者「ええっ?そんなの聞いたことない…」
編集長「え、今ってそうなの!?」
編集長「そういえば運動中は水を飲むなとか、筋トレと言えばうさぎ跳びが当たり前だったけど、あの頃の常識は今は非常識になってるなぁ…」
まゆな記者「まんまスポ根アニメの世界じゃないですか」
40代の編集長と20代のまゆな記者では、スポーツ観に大きな隔たりがあるようです。
編集長「スポ根世代の底力を見せてやる!うおお!!」
まゆな記者「ちょっ…待って〜!!」
まゆな記者「あっ、見えてきましたよ、江ノ島!」
編集長(えっ、まだあんなに遠いの…!?)
編集長「…ぜはーっ、そ…そろそろ休憩しよう、喉もカラカラだし」
まゆな記者(いい歳してムキになるから…)
たった4kmほどで、早くもバテる編集長。頑張りすぎです。
程よく喉も乾いているようなので、C.C.スポーツを試してみると…
編集長「…あっ!?シュワッとしててイケてる!」
まゆな記者「へぇ〜、美味しい!」
まゆな記者「C.C.レモンとスポーツドリンクの中間みたい」
編集長「微炭酸で思ったほどお腹も張らないし、炭酸が疲れた体をシャキッとさせてくれる気がする。へぇ〜何で今まで流行らなかったんだろう?」
炭酸のC.C.スポーツは、思いのほか好評のようです。
編集長「強いて欠点を挙げるなら、炭酸だから自転車用ボトル入れられないことかな。ロードで本格的に走るなら、ペットボトルのままじゃ…」
まゆな記者「そんな本格的に自転車乗りましたっけ?」
編集長「いや、弱虫ペダルの受け売りなんだけどね」
まゆな記者「…」
元気が出たので、ちょっと遠回りして鎌倉高校駅前の踏切へ。
まゆな記者「ここ一度来てみたかったんですよね」
編集長「なんか撮影してる人がたくさんいるけど、なんの場所なの?」
まゆな記者「知らないんですか!?某バスケマンガの有名な聖地ですよ!」
編集長(全然わからない…)
編集長「ひー、もう疲れたよー!」
まゆな記者「あと少しですよ!」
7.5kmほどの往路も、そろそろ終盤。乗り慣れている人には短い距離ですが、運動不足の編集長にはいい運動になったようです。
そして…
編集長「ついたあぁぁ〜!!」
…大した距離は走っていないのですが、なぜか無駄に壮大なカットが撮れてしまいました。
ゴール後には、キンキンに冷やしておいたC.C.スポーツを試してみました。
編集長「すっごく冷えてる!」
まゆな記者「美味しそう〜!」
編集長「くは〜っ、生き返る!このためにだけに生きてる!」
まゆな記者(うわぁ、おっさんくさい…!)
…コメントがアレですが、走り切った後の炭酸は格別だったようです。
ちなみにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、江ノ島はあくまで折り返し地点。体力を使い切った編集長が、復路で元気なまゆな記者に思い切り引き離されたのは、言うまでもありません。
なお今回、らばQ編集部スタッフ5人で走ってみたのですが、スポーツ中に飲んでみた感想は、
全員が「アリ」。
ただ、炭酸とそうでないスポーツドリンクがあったらどっちを選ぶか聞いてみると、 炭酸派は2人、非炭酸派が1人、気分で選ぶ派が2人と 、意見が分かれていました。
スポーツ用に開発されたスポーツ炭酸『C.C.スポーツ』は、今後のスポーツシーンで主流となるのか、はたまた少数派となるのか。
これから世にどう浸透していくのか、気になるところですね。
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ちなみにC.C.スポーツの特設サイトでは、『
スポーツ時に炭酸ってあり?なし?キャンペーン
』で、松岡修造さんが投票を募集中!
投票すると、もれなく全員に熱苦しい…もとい、熱い修造LINEスタンプが、また抽選で松岡修造さんと楽しむスポーツイベント"修造RUN"参加権が当たるそう。
これからのスポーツに一石を投じる、スポーツ炭酸と言う新しい試み。運動時やお風呂上がりなどに試してみれば、きっと新しい感覚が楽しめますよ!
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