大きな船の「いかり」がコントロールを失うと…こんなにすさまじいの!?
船が流されずに停泊するために、錨(いかり)が必要ですが、大きな船ほど大きな錨が必要です。
鎖を降ろす作業は、非常に重く、非常に長いので、慎重にゆっくりとコントロールした状態で下ろしていく必要があるのですが……。
「コントロールを失うと、こんなにすさまじいことが起きる!」と、海外掲示板で話題を呼んでいました。
This is what happens when you lose control of the anchor on a huge ship.
最初は鎖を下ろすのにかなり慎重。
勢いが付きすぎないように、鈍い音を立てながら重い鎖を下ろしていきます。
ところが急に鎖の落ちる速度が上がり、あわててブレーキをかけようとするものの、暴走状態。
轟音と共に激しく煙を吐き……。
ついには発火。
もうこうなったら何もできません。
すみやかに避難する船員たち。
次の瞬間には鎖が切れ(尽きた?)、リールから外れてしまいました。
そばに人がいたらと思うとゾッとします。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●その長さの鎖はいったいいくらくらいするんだろう。
↑25万ドルから50万ドルくらいの間だよ。
↑皮肉は置いておくとしても、同じ値段くらいの鎖をラッパーたちが首の周りに掛けていることも正気の沙汰ではない。そこに写っている鎖のごく一部分の量でしかないのに。
●自分は周りの人々が、そのままそこで立って見ていたのが驚きだ。
↑もしそんな大きなことが起こったら、自分ならとっくに遠くへ離れてる。
↑しかもかなりの轟音だと思う。これが本当のヘビーメタル。
↑機体の油圧工学関係の仕事をしていたが、自分たちの責務のひとつに、いかり巻き作業がある。これはメンテナンス不備のせいだね。ブレーキは強くなくちゃいけない。
↑それらの鎖1個当たりが80ポンド(約36kg)以上の重さだろうからね。
●ということは鎖はもう海の底? 太陽が燃え尽きるまで?
↑いや、実際は浮きみたいなものが端に繋がれているので、潜って引っ張り上げることになる。
↑その浮きとは船と呼ばれている。
↑いや、海水で錆びたり腐食して最後は溶けてなくなる。あるいは何十億年先までに何かが起こる。
●動画ではいったい何が起こったのだろう。「いかり」は船から引き離された?
↑最も壮大な方法でね。動画では最後の鎖がそのまま大綱パイプを潜り抜けていったよ。鎖が速くすり抜け、黄色の男性が操作しているブレーキに負荷がかかったんだ。男性がパニックを起こしてブレーキをできるだけ近くにやっているのがわかる。だが少し遅すぎたね。この火はブレーキのメタルが溶けているもの。
●ヒューマンエラー? それともシステムの故障?
↑それについては完全な答えが出せないが、人間のミス寄りかな。その船にアメリカ国旗が見えないので、どんなメンテナンスがそこのシステムに行われているかわからないからね。
●かなり怖い映像だった。
この現場にいたら怖いなんてものじゃありませんね。
はっきりとした原因は不明ですが、誰も鎖に巻き込まれなかったのは幸いでした。