9・11事件の機密解除により、ブッシュ政権がサウジアラビア政府の関与を隠していたことが明るみに…海外の反応
2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が起こり、当時のブッシュ政権は報復として、アフガニスタン紛争やイラク戦争を行いました。
ところが最近になって、事件の情報が機密指定から解除され始めると、サウジアラビア政府が関与していたことを示唆する内容が明るみになり、大きな注目を集めています。
以前は陰謀説だとされていたものが、真実味を帯びてきました。
Declassified documents detail 9/11 commission's inquiry into Saudi Arabia
英紙ガーディアンが報じたところによると、9・11事件当時の調査委員会は、サウジアラビアの外交員が少なくとも2件のハイジャック犯を支援したサウジアラビア政府のスパイネットワークの首謀者だったとみなしていたようです。
ところがその調査委員会の結論をブッシュ政権は知りながら、サウジアラビアとの国交関係を保つために機密指定にしたとされ、その書類の内容からはサウジアラビアが追求されるべきことが多いとされています。
それらは機密指定だった28ページの書類に含まれており、調査委員会の一員だったジョン・F・リーマン氏は、サウジアラビア政府で働く人物がテロ事件のハイジャック犯らを支援していた明白な証拠があると伝えています。
調査内容はすべて終えるまでに急に打ち切られたと言い、深く追求されるべきだと、考えを述べています。
海外掲示板でもさまざまな意見が出ていました。
●これを陰謀説のスレッドではなく、世界のニュースのスレッドで見られることが嬉しいよ。
↑まさに。アメリカが事前にも、事件中にも、さらに事件後にも9・11事件の真相を知っていたことに気付き始めるだろう。そして別の者のせいにしていたこともね。
恐怖を植え付けながら行動計画を押し通し、捕まることもない。その嘘のために何千人もの兵士が亡くなったにもかかわらずだ。
↑10万人ほどの一般市民のことも忘れないようにしよう。
↑100万人だろう。イラク軍はアメリカの侵攻でその2倍の人数は失っているよ。
●クールだな、今イラクを侵攻しよう!?
↑安全のため、みんな侵攻しよう。
↑ブッシュ政権がどんなにファシストだったかを忘れはしない。アメリカ国民を脅す言葉を使っていた。「われわれの味方か敵か、だ」とね。そしてイラクについて嘘をついていた。あの政権がどんなにワイルドでコントロール不可だったか、生きている間は忘れない。
●これについてオバマ大統領はどの立場? もしスノーデンに公開されたら? ニュースで多少はカバーされるのではないかな。
(参照:アメリカがドイツや日本に対してもスパイ行為をしていたことへの海外の反応)
↑オバマ大統領は積極的に機密指定を解こうと議会で戦っているよ。関係悪化やサウジが行った脅しなどを不安に思ってはいるようだけど。
↑その通り。サウジはわれわれを常に脅してきたんだよ。最近の脅しは「もし訴訟をするならアメリカを放棄する」とね。地球レベルで彼らの行いが罰せられないのはアゴが外れそうなほどの驚きだ。そこに資金を送るアメリカも含めてね。このひどいサウジと米国の関係は1970年代に結ばれたもので、ブッシュ・ファミリーはニクソンやキッシンジャーを支援していた。
●そうだよ、いったい何が起こっているのかさっぱりだ。まるでこの掲示板ではサウジアラビアが関与していたことはOKみたいに感じる。
アメリカが秘密にしていたことは明らかだ。サウジを支援していた。カーライル・グループはジョージ・HW・ブッシュが部分的に所有している投資ファンドで、そこはビン・ラディン建設とビジネス・パートナーだった。
そしてその両方が9・11によって私腹を肥やした。同時多発テロ事件中は偽の報告を流し、ヘンリー・キッシンジャーを調査委員会のリーダーにしようとした。キッシンジャーもカーライル・グループで働いていた。9・11への関与を覆い隠すためにカーライルはキッシンジャーを雇ったんだ。ブッシュ・ファミリー、サウジ、アメリカ政府、そしてイスラエルのようにね。
政府はどこかの時点でわかっていたが、アメリカの航空会社のショート売りした利益については調査されなかった。明らかに9・11を知っていただろうにね。
●Googleのトップニュースは、性同一性障害者のトイレについてだった。(このニュースではなく)
↑人々が殺され、飢えていて、その他にも世界中に重要な問題があるが、欧米メディアは誰がどっちのトイレを使うかを議論したいらしい。真実はどうであろうと人々は満足しないんだ。
トランプ氏は賢く避けてこう言っていた。「誰がどっちのトイレを使ってもいい。それは大したことじゃない」
自由主義で保守的な小さなグループが、何でも大げさににするんだ。平均的な一般人は気にもしていない。
●サウジアラビアと戦争になるかもしれないことの影響はとんでもないことになる。イラクとの宗教的問題x100倍ってのを考えてみよう。
●ねぇ、目をしっかり開けて、サウジアラビアが9・11事件の直接の責任があることを認めて、信用する同盟ではなくテロ国家として扱うべきじゃない?
↑ちょっと考えさせることを言うと、1996年に19人の空軍の職員を殺したテロリストもサウジアラビア国籍だった。われわれがサウジアラビア人を憎んでいても驚きはしない。政府もね。
↑サンバーナーディーノ銃乱射事件のテロリストもサウジ・イマームの影響で過激派になった。ベルギーの爆破犯人やパリの攻撃者もサウジ・モスクに出席していた。
↑サウジが世界中のイスラム過激派の教えに対して資金投入している。インドネシアのイスラム過激派の人口の成長も著しい。
↑おもしろい。サウジが資金供給をしているなら、それはオイルマネーだ。ということはわれわれを攻撃させるためにわれわれが資金供給しているってことだ。
↑これぞ真実の皮肉の定義。
●確かマイケル・ムーア監督が、これをドキュメンタリー映画「華氏911」で伝えようとしていたような……。でもみんなこれを陰謀説だと流したよね。
(華氏911 - Wikipedia)
熱い議論が交わされていましたが、機密となっていた情報が出てきたことで、大きく揺れているようです。
今後のサウジアラビアとアメリカの関係はどうなっていくのでしょうか。