ロシア帝国時代のカラー写真を今の写真と比較すると…100年間のビフォー・アフターいろいろ
片方は1910に撮影した写真、もう片方は2010年に撮影した写真だそうです。どちらが100年前のものかわかるでしょうか。
ロシアの写真家セルゲイ・プロクジン=ゴルスキーは、ロシア帝国末期の1900年代初頭に、カラー写真を撮る方法を開発ました(赤・青・緑のフィルターを通した三色合成)。
最後のロシア皇帝ニコライ2世の援助を得て、ロシア各地の数千枚に及ぶカラー写真を残しています。
当時と最近の写真を並べたらどう違うのか、およそ100年のビフォー・アフターをご覧ください。
Recreating Old Photos From The Russian Empire
7.
左:1916 右:2012
コンドポガの町の近くを走る鉄道の線路。
10.
左:1912 右:2012
ベラルーシのビテブスク(18世紀のポーランド分割によりロシア帝国に併合)。
12.
左:1912 右:2009
スズダリの大聖堂にあるタイル。
16.
左:1911 右:2011
ヤロスラブリ、聖ヨハネクリュソストモス教会のフレスコ画。
18.
右:1911 右:2015
ウラジミールのアサンプション大聖堂。
19.
左:1910 右:2010
トヴェリのニロヴ修道院。
20.
左:1911 右:2014
ウズベキスタン(19世紀にロシア帝国に併合)のマドラサ(イスラム世界における学院)。
21.
左:1909 右:2013
Ankhimovoの教会。
22.
左:1912 右:2012
トボリスクの大聖堂から見た景色。
24.
左:撮影したセルゲイ・プロクジン=ゴルスキー本人。
(セルゲイ・プロクジン=ゴルスキー - Wikipedia)
100年が過ぎて朽ち果てた部分、ていねいに保守されて時の流れを感じない部分、むしろ豪華になっている部分と、さまざまです。
なにより驚かされるのは、100年前とは思えないほど写真が色鮮やかなことですね。