2016年06月14日 12:17

「5000人の美容整形や豊胸手術をしてきた外科医だけど、何でも質問して」興味深い回答いろいろ

 

整形外科医の質疑応答
容姿向上のための美容整形は、国の内外を問わず増加傾向にあるそうで、最近は女性だけでなく男性も増えているとのことです。

今どきの整形事情がどうなっているのか、商売を抜きにした医師の意見を聞いてみたいところ。

5000件以上の美容整形や豊胸手術などを手掛けてきたベテラン整形外科医が、「何でも聞いて」と海外掲示板で質問を受け付けていました。

興味深い回答をご紹介します。

I’m a plastic surgeon who has reconstructed and enhanced over 5000 faces, breasts, and bodies. In my 16 years as a plastic surgeon, I’ve seen and heard it all.

Q: 子供に整形をさせようとする親について、どんな見解を持っていますか?
A: そんな親は精神科医の治療を受けて、頬を誰かにぶたれるべき。

Q: もっともコストパフォーマンスの高い、美しさを向上させることは何ですか?
A: もっともシンプルで費用対効果があって、美しさを向上させる方法は:
1.糖分を控える。
2.就寝前にビタミンAのクリーム。
3.週に2〜3回、皮膚の角質を取る。

Q: 要注意なことや、美容整形のみを行う整形外科医についてわれわれが気をつける点はありますか?
A: すばらしい質問だ! おそらく最重要な質問だ。年齢より若く見られる手術について、詳しい必須ガイドを自分は与えている。
1.米国整形外科委員会が発行した証明書があること。
2.米国プラスティック手術ソサエティの会員であること。
3.コンサルティングでビフォー・アフターの時間をしっかりとること。
4.医師が信頼できる人で、手術をショッピングモールのようなところでしないこと。
5.シャツはおへそのボタンまでちゃんと留められていること。(これは自分ルールだが)

Q: 今までに最もクレイジーなリクエストはどんなものでしたか?
A: 結構たくさんの人が「翼」を依頼してくる。X-menのキャラクター「エンジェル」みたいに。そして彼らはそれが可能だと思っている。次にクレイジーなのはキム・カーダシアンみたいにしてくれということ。(※スリーサイズ:89・66・101のセレブ)

Q: 美容整形後、患者がそれを気に食わなかったケースはありますか?
リクエスト通りにしたのに期待ほど良くなかったとか、違うように見えるとかで責任を押し付けられることはあるでしょうか。もし「YES」なら、彼らはどんな手段に出ますか? 金銭的な要求とか、もう一度やり直すケースはありますか?
A: 何千件も手術をしたから、小さな割合だが満足しない患者はいた。筋の通った範囲で改善は試みる。もし可能ならだけどね。
だけど問題は変えられないもので、いつも傷を取り除けるわけではなく、神様から受けたものを完全に変えることもできない。ときどき身体醜形障害(自分の身体や美醜に極度にこだわる症状)を抱える患者がいて、自分に対して歪んだ現実的でない見方をしている。そういう人々が最も難しいケースで、あとは運に任せるしかない。今まで訴えられたことはない。だけどいつか訴えられるとも覚悟している。

Q: 左右の胸のサイズをそろえるのはどれくらい一般的ですか?
手術後に変化があったとわかるものですか? 手順は割合簡単ですか? それとも難しいものですか?
A: 状況にもよるね。とても多くの女性(そして時々男性)が左右の胸がそろってないので、中には簡単に処置できるケースもある。そして完全には修正できないケースもある。サイズや形や見た目がちがうので一概には言えない。

Q: あなたの仕事で、一番誇りに思うことは何ですか?
A: 正直に言うと何百人もの人々を禁煙させたこと。彼らには選択肢を与えている、喫煙か整形かを。ほとんどが整形を選ぶ。彼らに数年の健康な年数を与えられたことが誇りだ。

Q: 体験した中で、もっともワイルドなことは何ですか?
A: 今にも死にそうな乳首を助けるために、ヒルを使用したことがある。

Q: 一番変わった依頼はどんなもので、そして実行しましたか?
A: さっきの翼の話がそれにあたるが、その他にもトカゲ男にしてくれというのもあった。断った。

Q: 14歳で整形手術をした女性を知っていますが、手術をした中で最年少は何歳でしたか?
A: 18歳未満には手術はしない。10代の子があまりに大きな胸で腰痛を患っていたので、治療の一環で小さくしたことはある。

Q: 手術をあきらめさせたことはありますか?
A: 多くの人を手術しないように説得したよ!
5人に1人くらいはコンサルティングで「No」と言っている。いろんな人がいろんな問題を抱えているが、ほとんどは手術なしで済む問題なんだ。100人中手術するのは10人くらい。若く見せるには、いろんなオプションがあるということだ。

Q: 何か月や何年も経ってから患者の声を聞いたことがありますか。彼らは手術をしたことに満足していますか?
A: 自分は12年しているが、結構な人数が定期的に来るよ。たいていは手術不要なエステティシャンに会いに来るのだが、インプラントを取り出した患者もいる。少ないけどね。

Q: お尻のインプラントはどんな測り方をするのですか? 男性のお尻にインプラントをすることはありますか?
A: 男性にしたことは一度もない。女性は多いけどね。かなり複雑な測り方で、形による分け方がある(ハート形、四角など)。だが男性がやりたがるのは聞いたことはない。

Q: 整形外科医を16年勤めたとのことですが、次の16年で整形手術はどんな方向へ行くと思いますか? また、過去16年間で気づいたトレンドはありますか?
A: トレンドは手術なしの整形だね。実際に手術をする人はかなりスローペースではあるが増えている。
だが手術なしのもの(ボトックス、フィラー、レーザー、IPL、高周波、ケミカルピーリングなど)は爆発的に増えている。これらは未来の整形だね。手術なしにきれいに見える。

Q: もっともヘビーな整形はどんなのですか。
A: 25ポンド(約12kg)分の脂肪を腹部から除去する手術だ。大手術だった!

Q: どれくらいリッチですか?
A: 平均的な整形外科医は、フルタイムで年収約30万ドル(約3200万円)。知っている医師でもっと少ない人もいるし、年収5億円プレイヤーもいる。自分については妻と会計士が知っているが、自分はLAやマイアミではなく、デトロイトで働いている。


興味深い内容を率直に答えていました。

手術なしの手法も増えていることから、利用者も爆発に増えているとのことです。

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