言いにくい月経(生理)を外国語ではどんな言い回しをしているか…例:フランス語→「イギリス人が上陸した」
女性には毎月やってくる月経(生理)ですが、あまり大きな声では言いにくいことから、日本でも「月のもの」や「あの日」などの婉曲表現が使われています。
外国語でも俗語やスラングを使うことが多々あり、
たとえばフランスでは「イギリス人が上陸した」"Les Anglais ont debarque"と、ユニークな言い回しがあるそうです。
その他の国ではどんな言い方をしているのか、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●デンマークでは「びっくりハウスに共産主義者がいる」"Der Er Kommunister i Lysthuset"。
●スウェーデンでは「コケモモウィーク」、ドイツでは「いちごウィーク」、フィンランドではなんと「狂牛病」。
↑フィンランド人だけど、フィンランドでは聞いたことがないなぁ。
↑イギリスで「狂牛病」は下ネタジョークのオチとして聞いたことがある。
●フランス語の生理の表現サイトを見ると、どれもあまり使われているものではないようだ。(Les expressions pour parler des regles)
「イギリス人が上陸した」という表現は1815年のワーテルローの戦いでナポレオンが破れたとき、イギリス兵士(赤い軍服)がフランスを5年占領していたことに由来する。
●アメリカでは「サメ・ウィーク」。人気番組のディスカバリー・チャンネルにちなんで。
↑「血の海」。
●イギリス:「アーセナルが家で試合してる」(赤いユニフォーム)。
●オランダ:「調理し過ぎのトマトスープ」。
●ブラジル:「チコといっしょ」。
●中国:「妹が来た」。
↑中国人だけど、妹は聞いたことがないが、「伯母が来た」は言う。
●オーストラリア:「旗を出してる」。
●アイルランド:「ジャムの布を着ている」。
●イギリス:「日本の旗を揚げる」。
●ドイツ:「クランベリーの女性が来た」。
●プエルトリコ:「おんどりはもう鳴いた?」。
●南アフリカ:「おばあちゃんが渋滞で身動きとれない」。
●イギリス人だけど聞いたことがないが、でもオレに生理が来たことがないので、多分よくわからない。
●イギリスの一般的なのは、「どろっとしてる」“On the blob”、「ペンキ屋さんが来た」、「ぼろきれにいる」、「月のもの」。
俗語やスラングなので、局地的なものや時代的に古いものもあるようですが、直接的な表現を避けるのは万国共通のようです。