この150年余りで世界の気温はどのくらい上がったのか…ひと目でわかるグラフ
地球温暖化が叫ばれてもうずいぶんになりますが、一向に止まる気配も、有効な手立ても今のところないようです。
夏の猛暑や異常気象などは肌で感じるところですが、この150年あまりでどれくらい気温が上昇しているのでしょうか。
1850年からの変化を見て取れる、わかりやすいグラフをご覧ください。
The Temperature of the World since 1850 [OC] : dataisbeautiful
これは全体の平均気温と比較して、気温が高いときほど明るい色、低いときほど暗い色で表されています。
2000年以降(グラフの上側)は、ほとんど毎年気温が高く、着実に気温が上がっていることがうかがえます。
このグラフに対する海外掲示板のコメントをご紹介します。
●このデータは本当に美しい。非常にシンプルでわかりやすく、見ていて気持ちがよい。
↑日の出みたいだ。
↑あるいは破滅。
↑準備をしよう。夏がやってくる。
●1870年代の後半の温暖は何だったんだろう?
↑(投稿者)その頃、中国で干ばつがあったようだ。
ロサンゼルスの2010年の記録的猛暑の前の記録は1877年だった。
1886-1887年はエルニーニョがあったようだ。
●そのデータは美しいわけではない。これはホットっていうんだ。
↑自分はちょっと怖い。
●これは罠なんだ。気温が摂氏で表されているのを見たかい。これはヨーロッパの共産主義たちが作ったんだ。まるで地球が暖かくなってきているふりをしてアメリカの資本主義と自由を破壊するんだ。他にどんな理由があって、この表が1850年から始まってると思うんだ。マルクスが共産党宣言を出版してたった2年後だ。偶然なのか? 違うと思う! これはマルクスの表だ!
●真面目な質問。1850年に正確な気温はどうやって測ったの?
↑かなり正確な水銀温度計が1800年代の初期に発明された。農業に重要だったので、ほとんどの地域で新聞が気温を報じていた。なのでこのデータは古い新聞がソースだと思う。
●年初にシアトルでハイキングをしたが、80年代の同時期にハイキングしたときは摂氏10度くらいだった。
●疑問に思う人のために言うと、もう科学者たちは温暖化の原因は人間であると認めている。
人間が原因だとするなら、人間が食い止めないことには止まらない理屈です。
NASAの気象学者が、2016年は史上最も暑い夏だと警告していますが……外れることを祈るばかりです。