リオ五輪のブラジルで、なんと警官までが抗議のデモ…その理由は?
リオデジャネイロ五輪を目前に控えているものの、多くの問題を抱えるブラジル。
ついに警察官や消防士たちまでが抗議のデモを行ったそうです。
空港で横断幕を掲げているのですが、訴えている内容は……。
「地獄へようこそ」
「警察や消防士は給与をもらっていません。リオデジャネイロに誰が来ようとも、安全ではありません」
リオデジャネイロ州では五輪の準備による財政難から、警察官や消防士の給与遅配が生じており、こんな状況では観光客の安全を守るのは難しいとアピールしているのです。
もともと治安が不安視される都市ではありますが、警察も消防士も満足に動いてくれないとなると、大会運営そのものに影響を与えかねません。
このニュースに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●今年の夏季オリンピックはとても興味深い。
↑マスコミは一斉に非難しはじめるよ。
↑どこの放送局も抱えておきたい現地レポーターは派遣せずに、言われた通りのことだけを伝える新人レポーターを送るであろう。
↑「夏の研修生たちよ、安らかに眠れ」
↑それは実際にディスカバリー・チャンネルの内部スローガン。
↑オリンピックは状況に関係なくスイートな仕事で、安全が確保されてないとか、混乱した環境であっても、レポーターたちは行くよ。
●警察や消防士の給与を払わない国は、崩壊途中の国である。
↑国じゃないよ。州だよ。リオデジャネイロ州では、警察や他の5つのサービスが破たんしている。ブラジルの全てがそうじゃないんだ。オリンピックが行われる都市の問題。
↑そうだよリオデジャネイロのために国全体が言われることにうんざりだ。
●2016年は「ちょっとこの缶はどんなひどいこになってるか見てみよう」という年だと思うのは自分だけ?
●ずっと前からリオは地獄だったけど。
↑自分はリオにたった5時間しかいなかったのに、ナイフを突きつけられビーチで強盗にあった。とても自然の美しいところなのに、本当に残念だ。
●ジカ熱、公害、暴力などで、このオリンピックはもうすばらしいものになるに違いない。
リオデジャネイロ五輪の開催期間は2016年8月5日〜8月21日。
警察までがデモを行っているとは皮肉な状況ですが、無事に開催されるのでしょうか。