アメリカ人「ああ、父さんが医療保険に入っていて…本当によかった」薬の値段に衝撃
医療崩壊が叫ばれるアメリカでは、高額な医療費のために破産する人が続出しています。保険自体もかなり高いため、医療保険に加入していない人も大勢いるのが現状です。
治療費や入院はもちろんのこと、薬を処方してもらうだけでも、とんでもなく高いのです。
「父親が医療保険に入っていてよかった」と、海外掲示板に投稿している人の写真が話題を呼んでいました。
Good thing my dad had insurance.
こちらはC型肝炎の薬のようですが、なによりも値段に注目。
なんと37803.79ドル!(約385万円)
目が飛び出る価格!
28錠分の値段です。
これを自費で全額負担となったら……、払える人は限られることでしょう。
請求額のとなりには「あなたは保険に助けられました」とジョークとも本気ともとれる1行があります。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●(投稿者)1錠あたり1350ドル(約13万7700円)。保険会社が払うまでに3か月かかった。
↑C型肝炎は移植手術の代表だと思うと、38000ドルなんて保険会社にとってはバーゲン価格だよ。
↑自分はC型肝炎ではないが、肝臓の移植手術を受けて手術台だけで100万ドル(約1億円)を超えた。
ICU治療室やその他の医療行為を含めずにだ。合計すると自分の病気は500万ドル(約5億円)かかった。自分の手術のために、両親は貯金のすべてを2回も空にした。保険があってまだよかったが、そうでなけりゃ、医療費で破産していた。
↑「合計で500万ドル」
素晴らしいよ、アメリカ。
↑アメリカだけだよ。
(21 graphs that show America’s health-care prices are ludicrous - The Washington Post)
↑インドではこのHarvoniと言う薬は1錠17ドル(約1700円)。38000ドルもあったら、アジアでのんびり治療を受けながら家族旅行が楽しめるね。
↑休暇、命を救う治療、そして生涯の借金から逃れられる。参加するよ。
●自分もそれを服用した。最初は保険会社に却下された。次に新しい職場で新しい保険に入ってそれで全てカバーされた。最初の1000ドル(約10万円)もする錠剤を服用した日を忘れない。12週間後にはC型肝炎は消えていた。値段が高いのは新薬で、まだ2年しか経っていないからだ。
●父親はこの薬が出る前で、5年前に亡くなった。孫が生まれる2日前だったんだ。孫を見るのを楽しみにしていたが、最後には誕生の話もしなくなった。家の値段くらいしたってこの薬を父親に買っていたと思う。
●C型肝炎を治療するんだ。それ自体がミラクルでもある。
●Wikipediaによると、アメリカの値段の1%くらいで買える、インドに新薬を買いに行くツアーが、アメリカの患者の間で流行っているらしい。
↑決断が簡単そうだ。
薬から得られる利益によって新薬が開発される面はありますが、それにしたって限度があるというものです。