「車で13人を跳ね飛ばした男、その言い訳は…」と言うお話
群衆が「人殺し」などと叫びながら、車を運転していた男を警察署まで連れてきました。
男は13人もの人々を跳ね飛ばしたと言うのです。
警官は群衆を追い払うと、容疑者の男を尋問しはじめました。
警察:「いったい何があったんだね」
容疑者:「制限速度で運転しながら家路に向かっていたら、ブレーキが故障してしまったのです。しかたなく12人にぶつかるか、あるいはそれをよけて1人にぶつかるしか選択肢がありませんでした。その結果、1人のほうを選んだのですが、僕の選択は間違っていたでしょうか?」
警察:「いや、それは難しいながら、納得のいく決断だ。だがおかしいじゃないか、なぜ13人もはねる結果になったんだね」
容疑者:「それはですね、その1人が12人のほうに向かって逃げたからです」
教訓:正しい決断を選んでいる途中で、知らずに方向が狂っていることもある。