C・ロナウドが津波で生き残った7歳少年の教育資金を援助していた…成長した少年は同じサッカークラブに入団する夢をかなえる
所属するクラブチーム(レアル・マドリード)とポルトガル代表がそれぞれビッグタイトルを獲得し、2016年最高のサッカー選手のタイトルを総なめすることが確実視されているクリスティアーノ・ロナウド選手。
そんな彼は、2004年のインドネシアの地震(スマトラ島沖地震)で津波があったとき、生き残った当時7歳の少年の教育資金を援助しています。
少年は被災から21日後に発見され、そのときにポルトガル代表チームのユニフォームを着ていたことからポルトガルで話題になりました。
少年はすくすくと成長して、サッカー選手になったのです。
2004年12月26日のスマトラ島沖地震で、当時7歳のマーチュニス君は母親と兄弟2人を亡くしました。
10年前に彼を悲劇が襲ったときは、サッカーへの気持ちが自分の未来をこんなにも変えるとは思ってもみませんでした。
少年が発見されるまで、21日間もビーチに1人で取り残されていたと言います。
助け出されたとき、彼はポルトガル代表チームのユニフォームを着ていました。
どうやってひとりでサバイバルしていたのかという質問には、「怖くなかったよ。だって生きていて家族に会い、そしてサッカー選手になりたかったから」と答えています。
(※当時のドキュメンタリー映像)
21 Days Alone - YouTube
このニュースはポルトガルの人々の心を動かし、ポルトガルのサッカー協会はマーチュニス君の家を建て直すための費用を寄付しました。
それだけではなく、翌年の2005年にはクリスティアーノ・ロナウド選手がインドネシアに少年を訪ね、彼の教育費用をサポートすることを約束したのです。そしていつかリスボン(※当時ロナウド選手が所属していたスポルティングの本拠地)のグラウンドに来るようにと伝えたのです。
Tsunami survivor Martunis signs for @SportingCP_en http://t.co/sb4OFmgtJo #SCP pic.twitter.com/tUrluGOJTh
— Goal India (@Goal_India) 2015年7月2日
少年はサッカーの道を歩んで去年17歳になり、スポルティングのU19カテゴリに入団しました。
グリーンと白のストライプのユニフォームに袖を通し、あこがれのロナウドがいた同じ場所での練習が始まるのです。
このニュースに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●知らない人のために言うが、ロナウドはそのとき19歳だったんだ。ほとんどの19歳がお金を何に使うかを考えると、すごいことだよ。
↑わお、さらにこの話がすごくなった。
↑なんてこった。オレときたら。
↑ペットショップのレジで先週1ドル寄付した。
●なんてこった。これが感動的なのは、19歳ではこれから成功していくのか失敗に終わるのかまだわからない。それを知らない子供に、自分でさえまだ子供なのにだ、教育費用をスポンサーすると約束するのはとても自信があり勇気のある行動だよ。尊敬する。
↑19歳で彼はすでにマンチェスターユナイテッドに移籍し、これから稼ぎそうではあったよ。それにしてもまだ彼のキャリアがそこまでうまくいくかどうかはギャンブルだったけどね。
↑みんなロナウドがすごくなることはわかっていたよ。
●本当はロナウドを嫌いたいよ。フィールドでキザな顔をしてるんだが、いつもこういう良い行いをする。なんてこった。良い行いをやめろ。
↑ロナウドはあまり好きなサッカー選手じゃないが、それを差し引いても感じがいいんだ。チャリティは継続して行っているし、週に90分の彼への敵対心をそれ以外に向けてはいけない。
↑彼はもっと献血したいという理由からタトゥーも入れてないんだ。
↑骨髄提供者でもある。
●フランス人だが、フランスが負けたときのロナウドのハッピーな様子を見てホッとしたよ。
(ユーロ2016の決勝は、ポルトガルがフランスを破り優勝)
●彼は才能があり、年に8000万ドル(約80億円)稼ぎ、国民のヒーローで、背が高く、日焼けしていて、ハンサムである。完璧な体を持ち、税金もきちんと払っている。(メッシの脱税に対する皮肉)
スペインの大邸宅でスーパーモデルをはべらせ、パガーニ・ゾンダでドライブしている。どこへ行ってもファンが群がり、情熱的で球場以外では良い行いもしている。彼は我々の人生がどんなにちっぽけかを思い出させてくれる。
●ロナウドは本当にいいヤツそうだ。このビデオの中の彼が気に入った。
Cristiano Ronaldo defends Japanse kid on TV #RESPECT - YouTube
●もし自分が少年の立場で、21日間食事もなしに津波の中に浮かんでいて、急に助け出されて、夢のサッカー選手&ヒーローに会えて、同じサッカーアカデミーに入団する夢の生活が送れるなら、自分は死んで、今は天国にいるんだなと思い始める。
本当にサッカーの道を目指ししているのがすばらしいですね。
これからの活躍が楽しみです。