「インドの文明は後退していると実感した…」350年前と3年前の階段を比較した写真
数十年、数百年と歴史を経て、文明やテクノロジーは進歩してきました。
技術的にはいろいろと向上しているはずなのですが、必ずしも結果はそうなっていないようです。
「インドの悲劇」と題された画像が海外掲示板で話題になっていました。
「1656年にシヴァージーによって建設された階段」
(シヴァージーは、インド・デカン地方に存在したマラーター王国の初代君主)
「2013年にマハーラーシュトラ州政府により建設された階段」
3年前に作られたほうが早くもボロボロです。350年以上も経ったというのに技術はどうなってしまったのでしょう。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●信じられないよ。一度にきちんと造るほうが、定期的に修理するよりも、ずっと費用は抑えられるというのに。
↑それは公共事業の競争入札で、業界と政治家との間に癒着や談合があり、それによって利益を得ている人々がいるからである。
↑いろいろなところで、同じ構造になっている現代へようこそ。
質は量と欲望に負けつつある。我々は全く進歩していない。停滞している。理由は欲の皮が突っ張った自己中心的な連中が、人類の前進に助力することよりも、略奪することを選ぶからだ。
●おい、こっちを見ないでくれ。オレはシヴァージーに投票したんだ。
●小さなコンクリートタイルは、大量の水にさらされるには不向きなデザインだ。
●これ以上なく腐敗している。インドのそこら中でこうだよ。契約業者は高い予算を得るが、全部を使わないんだ。
●これは、仕事でインド出張したときに、自分も気づいたことのひとつだよ。オフィス街へ行ったら、まるで30年前の建物に見えて、あちこち崩れていた。ところが聞いてみると造られたのは去年だった。
イギリス人、ムガル帝国、ヒンドゥー王朝が建てた物は全てOK。そしてインド政府に建てられたものは、崩れていってる。
●少なくともインド人はヘビーメタル・ソングを作るのはうまいよ。
●インド人の敵はインド人なんだ。
政治や業界の腐敗はインドに限った話ではありませんが、さすがに3年前のものがこれだけボロボロというのは残念です。