2016年07月22日 12:38

「マット・デイモンだけどなんでも質問して」海外掲示板で質問に答える

 

マット・デイモン00
海外ではときおり映画公開の宣伝も兼ねて有名スターがインターネット掲示板(Reddit)に登場し、質問に答えていますが、今回は映画「グッド・ウィル・ハンティング」や、「ボーン」シリーズで有名なハリウッド・スター、マット・デイモンが登場していました。

気になる彼への質問と、その答えを抜粋してご紹介します。

I am Matt Damon, Ask Me Anything!

マット・デイモンからのメッセージ:
みなさん、「ボーン」シリーズの最新作「ジェイソン・ボーン」が7月29日から上映されます。予告はここで見ることができます。

Jason Bourne - Official Trailer (HD) - YouTube
何か質問があったら何でも聞いてください。

身分証明
マット・デイモン01


Q: ハロー、マット。昔に演じた役で、何かスキルや業界のことで学んだことは何ですか?
A: とても良い質問だね。俳優業というのは“器用貧乏になる”感覚なんだ。「ボーン」シリーズで学ぶことは多くあったが、あるときは水中の車内で逆さまになるシーンのために練習をしなくてはならなかった。仕事が終わったらベルリンのプールへ毎日行き、スキューバタンクと水の底に潜って、酸素のない状態で靴ひもを結び、快適に思えるまで練習していた。スキューバーダイバーの資格を得たわけではないけど、そのシーンはうまく撮れるようになったんだ。
このように、映画の役割によって毎回変わったスキルを学んでいると思う。「ボーン」シリーズのために未経験のボクシングを29歳で始めたけど、とても気に入っているよ。スポーツとしてやったことはないし、リングで誰かと戦うこともない。それでも映画の中では優秀なファイターになれるんだ。

Q: 今までの役の中で、どれが一番挑戦的でしたか?
A: 「戦火の勇気」で演じたときは、自力で体重を落とさななければならなかった。肉体的にはそれが生涯で一番の挑戦だったね。現在の体重は190ポンド(約86kg)だけど、その映画では139ポンド(約63kg)まで落としたんだ。それは自然な体重ではなく、25歳の自分としてはハッピーな体重ではなかった。毎日20km走ることはどうってことなかったが、本当に困難だったのは胸肉だけしか食べられない食事。シェフがいたわけでもなく、すべて自分でやらなければならないことをやる。それはかなり挑戦的だった。

Q: ハイ、マット、「チーム・アメリカ」の登場キャラクターに起用されると聞いて最初に思ったことは何ですか? 新しい映画がんばってください。
(※操り人形を使った過激な政治風刺映画。マット・デイモンを演じる人形も残酷な殺され方をする)
チーム★アメリカ/ワールドポリス - Wikipedia
A: ありがとう! 自分はいつも「チーム・アメリカ」には驚かされていたよ。なぜなら、自分たちが観客にどんなイメージを持たれてるかよく理解していないから。スクリーンで自分の名前もうまく言えない自分の役を見て、「わお、人は自分をこんなふうに見てるのか?」と思った。脚本家としても活動してる自分が、自分の名前さえもしっかり言えないなんて驚いたね。監督(トレイ)とプロデューサー(マット)にはそのことを話したことはないんだが、彼らは天才だと思う。僕は彼らのファンだよ。

Q: ハイ、大ファンです。また俳優のベン・アフレックと組んでオリジナルの脚本を書くことは考えていますか? 「グッド・ウィル・ハンティング」は自分のお気に入り映画で、それはほぼ完璧な脚本だったと思っています。
A: ありがとう。「グッド・ウィル・ハンティング」は明らかに自分とベンの人生に最も影響した映画で、20代の自分たちを支配していたような感覚だった。自分たちが脚本を書き始めてから映画になるまでに5年もかかった。だからまたベンと脚本を書きたいと思っている。彼の仕事も含めてベンが好きだし、もう35年の友人だよ。
ただ、大きな問題は“時間”だね。会社を共同経営しているのでいろいろなプロジェクトを一緒にしているけど、今そこから時間を削るのはとても難しい。彼は監督をしていて、自分は別の仕事をほかの監督たちとしている……といった具合に、常にやることがいっぱいなんだ。「グッド・ウィル・ハンティング」のときは僕たち両方とも失業中で、デッドラインもなかった。誰も期待していなかった。単なる2人のバカが地下で何かを書いていただけ。今は二人とも、大人としてのプレッシャーがある。
絶対ないとは言わないし、また彼と何かコラボしたいとは思っている。彼はすばらしいよ。彼の映画にも出てみたい。でも、彼はいつも自分に一番いい役を与えるんだ。だから彼がそれをやめて監督に専念するまでは難しいかな。

Q: 多くの人が僕があなたに似ていると言います。なのでハロウィーンのコスチュームが簡単で感謝しています。
マット・デイモン02
「グッド・ウィル・ハンティング」でロビン・ウィリアムズと共演した経験はどうでしたか?
A: まず、どうして自分のコスチュームよりそのコスチュームのほうが高価そうなんだ。ハロウィーンに役立ててうれしいよ。 ロビンとの仕事は筆舌に尽くしがたい。彼は自分が会った中で最も気前がよく、愛すべき素晴らしい人だった。他では見られないほど大きなキャパシティを持っている。みんなが疲れてくると、彼はみんなをからかったり冗談を言ったりしてくれるんだ。そうすると、みんな笑いに笑ってエネルギーがわいてくる。彼には感謝してもしきれないよ。自分の人生で彼に出会えたことを、本当に感謝している。

Q: 「ボーン」シリーズは自分のお気に入りです。シリーズ4作目に参加するのは嫌々でしたか? それとも簡単な決断でしたか? それから、あなたは私のお気に入りの俳優です。母もあなたに恋をしています。
A: ありがとう。お気に入りの俳優でうれしいよ。決断は簡単だったよ。ポール・グリーングラス(映画監督)がしたいと話してて、自分はすぐ乗った。9年も経っていたし無理やりしたくはなかったけど、可能性があると思ったからね。でもそこからストーリーを考えるのは大変だった。

Q: あなたにとって、監督ができる最高のことは何ですか?
A: 環境づくりだと思う。オープンで自由な環境。そして自分は本当に良い監督たちと仕事をしてきた。みんなそれぞれ違うが、良いところもそれぞれあって、彼らはとてもコラボしやすい環境を作った。

Q: 死闘をしたらどっちが勝ちますか? あなたかベンか。
A: その答えは明らかだと思う。でもあなたにその空白を埋めてもらいます。

Q: 自分が今まで受けたアドバイスの中で、ベストなものはどれですか?
A: ええと、2つある。
1つは、周囲の人間は若い時の自分に俳優になるなと言った。そして自分に「俳優になろうと思うがどう思いますか?」と聞く人々に「絶対にやめておけ。悪いアイデアだ、やめたほうがいい」と言っている。なぜなら、自分もみんなにそう言われたからね。相手のためを思った助言でも、やりたいビジネスが拒否や困難ばかりだと、もう自分を信じるしかなくなる。こうして自分だけの旅になるわけだけど、だからこそある意味役立った。 もう1つは、高校のときの演技の先生から受けたもので、自分、ベン、ケイシーに影響を与えた。「とにかく取り組んでみろ」と短いものだったが、自分の中では何度も何度もそれを繰り返していた。だから、いつもそこに戻る。

Q: ジュリア・スタイルズ(「ボーン」シリーズで共演している女優)はどんな匂いですか?
A: 幸せの匂いだよ。


普段の俳優業や脚本業とは違った側面が見えつつも、彼らしい回答ばかりでした。

「ジェイソン・ボーン」の日本公開は2016年10月7日とまだまだ先ですが、今から楽しみですね。

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