国が豊かであるほど信仰心は薄いが、アメリカだけは例外であることが判明…海外の反応
どこの国にも宗教はありますが、貧困な国ほど宗教色が強く、裕福な国ほど弱い傾向にあります。
ところがいくつかのデータによると、アメリカは唯一裕福でありながら、他の先進国に比べて信仰心が強いことがわかりました。
Wealthier nations tend to be less religious, but US a prominent exception
アンケートは世界44か国を対象に行われました。
「人生の成功は自分のコントロール出来ない力により決定される」との考え方に同意しない人の割合は、世界44か国では38%(中央値)。
ところがアメリカは57%の人が不同意で、世界の中央値を大きく上回っています。言い換えるとアメリカ人はハードワークは報われると信じる傾向があることを物語っています。
さらに「人より上に立つために勤勉さはどれくらい重要か」を0から10までで答えてもらうと、10の「とても重要」を選んだのは44か国の中央値50%に対し、アメリカ人は73%でした。
そして宗教に関するアンケートでも、アメリカは他の先進国と比べて、信仰心の強さと楽観的な点で目立ちます。
いずれもアメリカ“United States”は、グラフの相関位置から大きく外れています。
世界的には、国内総生産と国民の気分は若干ながら負の相関関係が見られます。ですがアメリカ人だけ「良い日だった」と答えた人が41%もおり、ドイツ21%、イギリス27%、日本8%など、他の先進国と比べると突出して高いことがわかります。
このアンケート結果に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●中国“China”もまた、反対を向いた例外のようだ。
↑一人当たりの国内総生産(GDP)の代わりに、中央値の収入を生活費で割ったものを出して欲しい。そういう数字を得るのは本当に難しい。1人当たりの国内総生産は、ほとんどが貧困でも1%の非常に裕福な人のために高くなる。
●かなり多くの中近東もそのグラフに当てはまらないね。例えばアラブ首長国連邦(UAE)は一人当たりの国内総生産が43000以上だけど、60%以上が「宗教は人生にとても重要な役割を占める」と言うだろう。
↑奴隷を入れるとそんな数字は出ない。
●他にも載ってない国がたくさんある。スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドなど。これらはみんな裕福なグループで、かなり宗教色が薄い国だよ。
●国民の裕福さを表すのに、一人当たりの国内総生産はいつも良い手段ではないという例がサウジアラビア。
●ポーランドで「宗教は人生にとても重要な役割を占める」が30%以下だったことが信じられない。
●宗教を研究している社会科学者は、信仰心は実存の不安により駆り立てられるから、アメリカが例外となっていると考えている。
社会的セーフティネット(最低限の生活保障をする社会福祉計画)、しっかりした法律、少ない競争圧力が機能している国では、実存の不安が少ない。もちろんそれだけが原因ではないが、言い換えれば、収入をどのように使われるかで、収入がいくらかではない。
●ノルウェーやスウェーデンがないので、まるで我々のGDPが一番大きいように見える。
●(投稿者)ちなみにこれは、2011〜2013年のデータ。
●自分は信仰心はそんなにはないが、宗教は人生でとても重要な役割を占めてきた。良い大学の奨学金を教会のコミュニティから得た。家族(貧困ではなかったが)が苦しい状況に陥ったとき、母親はクリスマスプレゼントを買えず、母親は教会から小切手をもらっていた。
●足りない国のデータが多くあるので、鵜呑みにするのもどうかな。
世界各国が含まれているわけではないので、データそのものに疑問を投げかける人も少なからずいました。
アメリカ人は競争意識が強いことや、楽観的で何か良いことが起きると考える傾向はあるようです。