2016年09月08日 13:06

帝王切開で生まれた子供は肥満になりやすいことが判明…ハーバード大の研究

 

帝王切開と肥満
肥満大国とまで呼ばれるアメリカではそれに関する研究が盛んですが、帝王切開と肥満の関係についてハーバード大が研究結果を発表しました。

帝王切開で生まれた子供は、後に肥満になるリスクが高いとのことです。

Children born by C-section have higher risk of obesity later in life

1996年から9〜14歳の1万6882人を対象に調査が始まり、2004年にはさらに9〜14歳の1万923人が追加されました。1997年から2001年までは毎年、それ以降は2年ごとにアンケートが実施されています。

子供たちの母親も登録されており、妊娠中や出産の詳細な情報も含まれています。

出産時の年齢、人種、出産地域、妊娠前のBMI、出産時の体重、喫煙の有無、赤ちゃんの性別、出産の順など、さまざまな要素を踏まえた上で精査されました。

その結果、帝王切開で生まれた人は、幼児〜青少年期において肥満になりやすいことがわかったのです。

この傾向は違う生まれ方をした兄弟姉妹の間でも顕著でした。

最も考えうる理由としては、出産時に最初にさらされる細菌が普通分娩と帝王切開では隔たりがあり、腸内細菌に差が生まれるという説です。

普通分娩で生まれた子供は、最初に母親の膣内や腸内の細菌に触れ、帝王切開で生まれた子供たちは、最初に母親の皮膚や分娩室の空気中にある細菌に触れることになり、この違いが腸内細菌の差となります。

そのことが帝王切開で生まれた子供が、後に肥満のリスクにさらされやすい理由ではないかとのことです。

この研究に対する、海外掲示板の意見をご紹介します。

●母親の膣内を通り抜けるときにさらされる細菌が関係あると思う。数年ほど細菌関連の仕事をしている自分の意見。

↑じゃあ帝王切開中にその細菌をこすりつければいいのではないかな? それはそんなに複雑なことだとは思わないけど。

●帝王切開のあと、母親が授乳できていないなども関係しているんだろうか。

●変動する要素の多くが考慮されているとは言え、まだまだ多くが考慮されていない。
たとえば定収入の女性は帝王切開が多く、そして定収入の女性は肥満の子供が多いことで知られている。

↑この研究の大部分は同じ家族内でも比較されている。同じ家庭に育ちながら違う出産方法で生まれた子供たちも対象にしている。同じ家庭環境でも、帝王切開で生まれた子供は肥満になる確率が64%も高い。

↑その数字は、肥満のリスクが帝王切開のみによるものだとしても、あるいはその他の原因と組み合わさっているものとしても、かなり驚くべきものだ。

↑反対の考え方もできないかな。子供が大きいと帝王切開になる。

↑それは違う。ほとんどの帝王切開は未熟児なんだ。あるいは頭だけが大きすぎる場合。


その他、いろいろな意見や議論が交わされていましたが、腸内細菌の説に納得する人は多いようでした。

こうした研究が進むことで、肥満のメカニズム解明につながることを期待したいところですね。

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