小学1年生の書いた「老人ホームへの手紙」がシュールすぎる
欧米の小学校では、授業の一環として公共向けに手紙を書く練習をすることがあります。
入院患者や戦地の兵士など、手紙をもらえばきっと喜んでくれるだろう相手に、子供たちの素直な気持ちをつづってもらうのですが……。
とある小学1年生の老人ホームに宛てた手紙が、かなりシュールなことになっていると海外掲示板で話題になっていました。
When you ask a 1st grade class to write letters to people in a nursing home
砂時計の絵の横に、ひとこと。
「ほぼ時間切れです」
え、縁起でもない……。
きっと、特に深い意味はないのでしょう。
常日頃から、大人たちに時間は大切だと言われているので、無邪気に書いたに違いありません(と信じたい)。
でも、老人ホームに送る手紙としては、つらいものがあります。
この手紙に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●それはまるで5歳のジョーカー(バットマンの悪役)が作った脅し文句のようだ。
●小学4年生のときに、担任の先生の41歳のバースデーカードをみんなで書いた。
自分は、「丘を越えると転がるのが速い」と書いた。
どんな意味があんまりわかっていなかった。大人が言ってるのをどこかで聞いたことがあるという程度で、大人はそのジョークが好きなのだと思った。いまだにそのことを申し訳なく思っている。子供はバカなんだ。
●以前、小学生の放課後向けにサマーキャンプの運営をしていた。父親が亡くなった夏は家族と一緒に過ごし、葬式のために何日か休んだ。
仕事に復帰したとき、子供たちがお悔みを書いたカードを作ってくれていた。かなり多くの子供が、墓石にひざまずいて大きな涙を流している棒のような人間を描いていた。
それからコウモリ。いったいどこで見つけてきたかスタンプまで押してあるカードが多かった。間違ったお悔やみの書き方も多く、かなり笑えて、むしろ自分の気分を上げてくれたよ。
↑きっと子供たちは墓や死のようなものを、よく理解してないころは、ハロウィーンと関連づけているのだと思う。
●自分はガールスカウトのグループ(幼稚園から小3まで)の運営を手伝っている。
昨年のバレンタインデーには老人ホーム宛てに書かせた。1人の子は「あなたが家族を見つけますように」と、まるで動物保護施設の里親募集のように書いていた。
●ちょっと悲しくて強烈ではある。完全に見当違いとは言えないからこそ。
●自分のボーイスカウトの軍への手紙もかなりのもんだよ。「国のために死んでくれてありがとう」とか、絵といっしょに「良い戦争をしてね」だった。
●祖母は小学校の先生で、スキー事故で娘を亡くした。クラスの全員がお悔やみカードを書いた。
父親が祖父の家に行くと、なぜか5枚だけ別にしていた。祖母に渡す前にカードに目を通すことにしたらしい。
父親が目を通すと、4人はちょっとひどい絵だった。雪崩を見ている人の絵や、雪玉から足が2本だけ出ているといった風に。
父が特に気に入ったのは、「亡くなられてお悔やみを申し上げます。でもナイフで死ななくてよかったと思います」のメッセージとナイフの絵が描かれていたもの。祖父が祖母に見せる前に取り除いたのは賢明だと思う。
●わからないものだぞ。この手紙は、老人ホームの誰かを真剣にさせ、手遅れになる前に行動させるかもしれない。
子供のピュアな心は時に残酷だったりしますが、悪意がないだけに対処も難しいですね。