「鳥同士が衝突しないのはどうして? 」→よける方向が決まっていた…クイーンズランド大学の研究
空を自由に飛び回る鳥たち。 時に大勢が一斉に飛んでいますが、なぜかあまり鳥同士が衝突すると言う話を聞いたことがありません。
いったい鳥たちはどうしてお互いにぶつからないのでしょうか。
オーストラリアのクイーンズランド大学がセキセイインコで実験してみたところ、必ず右によけていることに気づきました。
実験は10羽のセキセイインコを使い、102回のフライトを記録したもので、衝突は1度も確認できませんでした。
よける方向以外にも、高度の好みが個体ごとにあり、2羽の鳥が同じ高度で飛んでいることも珍しいそうです。
高度の好みに対しては、鳥のグループの階級資質が関係している可能性があるとみて、今後の研究で調べていく予定です。
この研究に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●実験の手法や、たった104回であること、1種類だけであることから、この結果で判断するのは尚早だと思う。
ただ、納得はできるね。衝突を避けるためにシンプルな方法を使うのは当然で、可能性は高いと思っている。
●熟練した射手などは、このことを知っているのではないかな。
●だが熟練したパイロットは知らないな。
↑おもしろいのはパイロットは衝突しそうなときには、いつも右によけるように教えられている。
●興味深い。人間にも動きや選択などで似たような本能ってあるのかな。方向は重力とはあまり関係がない。
●高校の廊下で歩きながら、何を学んだかと言うと……いや、何もないな。
●飛行機同士が衝突しそうなときにはどうするか、何もしない。
●買い物の心理学では、人間は店に入った途端、右へ進む傾向があるらしい。レイアウトにかかわってくる。
●国によるんじゃないかな。どっち側の道路を走るかも、指針になるだろう。
●日本の歩行者は関東と関西でちがうぞ。駅で目立つほどである。
●じゃあ鳥を捕食する側だったら、おいしい食事にありつけるために、左へ回ったらいいだけじゃないか。
まだまだ研究段階のようですが、少なくともセキセイインコは同じ方向によける習性があるようです。
ムクドリの大群などは、どうしているのでしょうね。