「アメリカの医療崩壊に絶望した…『わが子を抱く』だけで請求された」海外の反応
アメリカの医療崩壊や高額の請求書については何度も取り上げてきましたが、出産のときにも信じられない請求を受けるようです。
なんと「わが子を抱く」という項目で、39.35ドル(約4000円)を請求されたと話題になっていました。
I had to pay $39.35 to hold my baby after he was born.
こちらが帝王切開で出産することになった請求書。
普通に支払金額は1626ドル(約16万円)と高額ですが、これは今のアメリカでは当たり前のこと。ちなみに保険等が適用されない場合は13280ドル(約130万円)。
今回注目すべき点は、
「帝王切開後のスキンシップ」
1回:39.35ドル(約4000円)
つまり、生まれたばかりのわが子を抱っこする度に、毎回請求されるシステムとなっているのです。
いやはや、そのうちアメリカの病院では、息をするだけでも請求の対象になりそうな勢いです。
この請求書に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自分は普段39.35ドルより多くスキンシップするために支払っているよ。
↑きっと、それは毎分の料金だよ……。
●帝王切開の個数が79になってるけど、どういうこと?
↑それも分単位だよ。79で割るとスキンシップと同じレート。なのでスキンシップが余分にかかったわけではないと思う。何か書類上の理由で、この項目を加える必要が生じたんだ。
想像するに、もしスキンシップの時間がなければ、この79が80になっていただけだと思う。
↑分についての解説。
「速く、速く、ハニー、速く産むんだ。そうすりゃ、君のしたがっていたフットジャグジーの予算ができるよ」
↑「あなた、私だって頑張ってるわ」
「だけどもう4倍の桁に上り詰めてるんだが……」
●きっと直接視線を合わせるで15ドルの追加なのだろう。
↑見る:5ドル、触る:25ドル、それを監視する:75ドルなんだ。
●自分は支払い額の1600ドルをじっと見てしまう。10代の妊娠を防ぐなら、これを見せるほうがいいんじゃないか。自分は25歳だけど、もうちょっと待ったほうがいいと思った。
●歯医者から「歯磨きとフロスを忘れないように注意」で40ドル(約4000円)を請求された。保険会社からは「それは対象外」と言われた。
↑自分は歯科医じゃないが無料でやってあげるよ。「歯磨きとフロスを忘れないでね」
●アメリカにご加護がありますように。
↑ご加護は追加料金なんだ。
●イギリスのNHS(国民無料医療制度)の不平を言う人がたまにいるけど、自分は感謝しているよ。極悪の未来小説からから切り取ったような内容で気が滅入る。
●みんな赤ちゃんを抱くのに39.35ドルかかることを問題視してるが、なぜ出産に1万3000ドル(約130万円)もかかるのかと思う。
●今日、自分はアメリカで出産することは、ヨーロッパで大学教育を受けるよりも高いことを知った。
●クレイジー! 病院が患者に請求するってのを初めて見た。
↑君はアメリカ人じゃないんだね。
↑そのことに感謝だ。医療を全員に与えることが、ゲリラのように考えられている国には住みたくない。
ますます気の毒な状況に陥っているアメリカの医療状況。
日本も同じようなことにはなってほしくないものです。