ジブリの色彩設計を担当した保田道世さんが死去…海外からも惜しむ声
スタジオジブリの色彩設計を担当していた保田道世(やすだ・みちよ)さん(77歳)が今月5日、病気のため亡くなりました。
1984年「風の谷のナウシカ」から2013年「風立ちぬ」まで、ほとんどのジブリ長編作品で、キャラクターの表情や服の色の責任者を務めています。
海外のジブリファンからも惜しむ声は多く、海外掲示板でもトップ記事に上がっていました。
Studio Ghibli color designer, Michiyo Yasuda, has passed away.
訃報:保田道世さん77歳=スタジオジブリ色彩設計担当 - 毎日新聞
80年代からスタジオジブリに参加し、ジブリ作品のほとんどの色彩設計を担当してきた保田さん。
ジブリ独特の美しい色合いは彼女なしには出来なかったと、海外掲示板には多くのコメントが寄せられていました。
一部抜粋してご紹介します。
●ジブリの内部についてはよく知らないが、ジブリ作品のどの色彩も完璧で仰天させられた。
保田道世さん、本当によくやってくれました。今日、あなたのことを初めて知りましたが、あなたの仕事については、今までずっと感謝をしてきました。
↑ジブリ映画の色合いは、いつも自分を暖かい気持ちにさせてくれた。なぜかよくわからないが、映画の色を見るととても良い気分になる。その仕事のすばらしさを称賛したい。
↑マーク・ケルモード氏か別の映画評論家あたりが言ってたが、「ジブリ作品を見ることは暖かいお風呂に入ることだ」とね。
●スタジオジブリは本当に見事なアートを作ってきたよ。今晩は「千と千尋の神隠し」を彼女のことを思いながら見ることにしよう。
↑お気に入りの映画だ。自分も今晩見よう。
↑自分も今晩見るよ。
↑自分はポニョを見るよ。
●誰か色彩設計って何をするのか教えて。
↑こんな感じ。
●保田道世さんについて、色彩設計はどういう仕事をするかについては、ここに「もののけ姫」の制作に関する動画がある。
(PRINCESS MONONOKE THE MAKING ( PART 3 ) - Video Dailymotion)
↑なんてこった。アニメ制作はハードだ。
↑アニメーション全体がハードだよ。もう彼らがどんな仕事をしているかを知ったら驚くよ。
↑そして費用が高いんだ。
↑もののけ姫の…制作……過程……?
なんてこった…。
今までなぜ見てなかったんだ。
●才能ある女性アーティストが60年代後半からこの仕事をしていた。冥福をお祈りします。
●ジブリスタジオ作品の制作において、巨大な役割だ!
●とても才能のあるアーティストで、彼女を失うことは大変残念だ。僕の彼女もがっかりするだろう。
●冥福をお祈りします。
Spirited Away - Official Trailer - YouTube
作品の色彩について絶賛する人、感謝する人の声でいっぱいでした。
ご冥福をお祈りします。