ハワイアン航空、乗客の体重を量る権利を手にする…燃料の節約のため
飛行機は安全かつ燃費よく飛ぶために、重量のバランスを取っています。
重すぎても偏り過ぎてもダメで、乗客や荷物を均一に配置することで重心を調整しています。
これまで航空会社は荷物の重量だけを調べていましたが、ハワイアン航空は乗客の体重を量る方針を打ち出しました。
American airline wins right to weigh passengers to prevent crash landings
航空機がフライト前に重量配分をすることは安全面や燃費の観点から重要で、搭乗手続きの際に貨物の重量を確認して重くなりすぎないように手配しています。
旅客機の場合は、前後左右のバランスを取るため、乗客の座席配置も均一になるよう割り振っています。
乗客は様々な体重の人がいますが、これまで体重は量らずに配分していました。
ところが今回、ハワイアン航空はホノルル・サモアの路線の平均重量が想定より重いことから、燃料の節約のために乗客の体重を量る権利を手にしました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●シアトルからスポケーンへの飛行機に乗った。重量配分のために特に重い人々を後ろのほうに配置しなければいけなかった。もちろん客室乗務員はとても恥ずかしそうにしていたので、太った1人がその他の太った人を招集していた。
↑それはどんな感じなんだろう。
「オーケー、骨太の仲間、結集しよう」
↑きっと「後ろの座席にはスナックが余分にありますよ」って言ったんだよ。
↑召集したのは優しい人だと思う。それは差別しているわけではないけど、デリケートなことだったろうから。
↑消防署で働いていたときのことを思い出す。172cmの自分は、這う担当、はしごの担当、どこか怪しげなところに登る担当だった。
●乗客の体重を調べるのは、通常小さな飛行機だけだったが、これは初めて767-300で規制されたのだと思う。
●きっと額にマジックで体重を書かれるんだ。
●「お客様、申し訳ありませんが、重量オーバーのため35ドルの追加料金をいただきます」
「でも自分は荷物はないのですが」
乗客の上から下まで見る。
●特に小さな飛行機が飛ぶルールで行われる。理由は十分にバランスを取る荷物や貨物がないからである。
重量配分されていないと墜落の原因になったこともある。
●自尊心が傷つく内容ではあるが、ヘリコプターや小型飛行機も同じで、重量は非常に重要である。
●正直に言うと767のような大きな飛行機だと、安全よりも燃料節約の意味の方が大きい。
●安全>人々の気持ち。
●そのルートの平均体重は300ポンド(約136kg)もあるんだ。
サモア人が世界一の肥満率であることも関係しているようで、安全面からも燃費面からも、重すぎることはマイナスに働くようです。