ガーナのアメリカ大使館が偽物だったことが発覚…なんと10年も業務を行い偽ビザを発給
大使館は通常、派遣された国の首都に置かれる役所で、外交活動する上でとても重要な役割を持っています。
ところがガーナのアメリカ大使館とされていた建物が、真っ赤な偽物であることが発覚しました。
驚くことに10年も業務が行われていたのです。
Fake US Embassy discovered to have been operating in Ghana for the past decade.
ガーナ共和国の首都アクラで、アメリカの国旗を掲げた「偽のアメリカ大使館」が、偽造のビザ(査証)や不正入手した正規のビザを発給していたことがわかりました。
営業時間は毎週月曜日、火曜日、金曜日のAM7:30〜正午。
運営していたのは地元の犯罪組織で、出生証明書や銀行明細書、学歴証明書まで発行し、6000ドル(約70万円)を稼いでいました。
国務省によると、一斉捜査により数名の容疑者が逮捕されたほか、証拠とみられるノートPCや携帯電話、150ほどの10か国のパスポートやビザなどを押収したとのことです。
ちなみにこちらが本物のガーナ・アメリカ大使館。あまりに違います。
10年も存続できたことに関して、海外掲示板では驚きの声が上がっていました。
コメントを抜粋してご紹介します。
●むしろ偽のアメリカ大使館を作って、10年も業務していた神経の太さに感心するよ。
↑自分は怒ってない。ただ感心している。
↑警備も偽の海兵を使っていたことを望むよ。
●もう数年経っていたら、偽の国を運営できそうだ。
●しかしどうやって偽の大使館が、正規のビザを発給できるんだ?
↑いや、正規という記述は偽造されたものではない意味であって、発給そのものは合法ではないとのことだ。
↑じゃあ、それは使えたの?
↑記事内容だけではわからないな。でも本物のビザで不正入手したものらしい。
●国務省によると、弁護士なども加担していたらしく、それが調査の対象になることが遅れた理由らしい。
↑すごいことだな。
↑見たまえ、私がアメリカ合衆国なのだ。
↑きっと腐敗した弁護士たちは、ガーナの法曹界にたくさん友達がいて、罰則とは無縁な存在なのだろう。
●数年前に中国にあった完全なAppleの偽ストアを思い出したよ。従業員までもがAppleで働いていると思っていた。(多分まだあると思うが)
↑まだあるよ。その他のブランド製品もいっぱいある。中国の自動車会社がBMW SUVにそっくりの車を作って訴えらたこともある。
ちなみに中国の裁判所は100%同じに見えるのに、「BMWには全く見えない」と判断していた。
●そんなに長く、誰にも気づかれないのはなぜなの?
●そのアメリカ大使館はアメリカ市民ではなく、地域の人によって利用されていた。だからアメリカ人には気づきにくい。地域の警察はきっと買収されているのだろう。
●訪問した13人のアメリカ人を助けたとも説明されていたよ。
●偽の大使館と本物の大使館の違いが激しい。それに騙された人々がいるのが驚きなんだが。アメリカ大使館がどんなひどい建物だと思われていたんだよ。
↑アメリカ市民が旅行中に、あれが大使館って言われたときのことを想像してみろよ。
●そこで働くことを想像してみた。最初は偽造していることに興奮するが、10年も経つと偽ということさえ忘れてそうだ。
こんなにも長く業務ができていたことに驚く声でいっぱいでした。