「知ってた?70年代の車の運搬のしかたがこんなにもクールだってことを…」当時の貨物列車のデザイン
自動車を輸送する貨物列車を「車運車」と言い、こちらの写真は1970年代のアメリカで運用されていた“Vert-a-pac”と呼ばれているものだそうです。
外観は質素なコンテナ型のデザインですが、自動車の積載のしかたとてもクールだと海外掲示板で盛り上がっていました。
どんな積み方をしていたのかご覧ください。
なんと、地面に対し垂直に積んでいる!
それも逆立ちするような形で。
車がカラフルなこともあって、数十年前の写真なのに未来的にさえ思えてきます。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●シボレー・ベガはその車運車とセットでデザインされたものだ。
ジェネラルモーターズのサプライチェーンが、より効率的に積載できれば車のコストを下げられると考えたからだ。
だからベガのデザインは縦に輸送できるものになった。そして貨物車両もベガに合わせて特別に製造された。当時のベガ以外の自動車は、通常の貨物車両で輸送されていた。
↑その説明があってよかった。そうでなければ70年代が全部この方法で輸送していたと思われるからね。それは真実ではない。
しかし当時のデトロイトの退歩した考え方がここに表れている。1車種のコストを下げるために貨物車両をデザインしたせいで、この特別な貨物車両はこの車種しか運べない。
↑ええと……。もしこの車がたくさん売れるならコスト全体が下がるので、カスタムメイドの輸送車はそんな悪いアイデアではない。車両コストを5〜7回のスパンに分散するのと、5〜7年間の高い輸送費を考えると、机上ではきっと良かったんだろう。
↑きっと未来のモデルもそれに合うように作ることを考えていたのだと思うよ。そうすれば1度の投資ですむ。
●実際、効率的に見える……。
↑そうだが、オイルが頭から垂れていって、到着したときには気絶した車がいっぱいかも。
↑ベガは液体は入れずに製造されて、ディーラーでインストールされたと思う。
●こんな風に駐車できたら、どんなにクールだろう。ガレージのスペースをもっと使えたのに。
↑丘の上に駐車するだけで、キャブレターがダメになることを考えたら……なんてこった。
シボレー・ベガ専用に用意された車運車だとのことです。
1車種のために車両まで作ってしまうなんて、スケールが違いますね。