「6年前のシリアと今のシリアは…ここまで違うのか」衝撃的だと驚かれていた騒乱前と後の写真
2011年に始まったシリア騒乱。内戦やISISの攻撃により、シリアの景色は変わり果てました。
とある2枚の騒乱前後の違いが、あまりにも衝撃的だと海外掲示板で話題になっていました。
上は2010年の写真。
そして下が騒乱後の写真。
何もかもが失われていて、同じ場所であることが信じがたいですが、シリアの現実です。
この2枚に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ようやく同じ場所・地域・建物のセットで比較する写真だ。
↑ドバイの比較が今でも一番自分を驚かせるよ。
↑わお、その2つの写真がたった22年の違いだなんて。いかに早くドバイのすべてが出来たかを考えるとクレイジーだ。地元の都市なんて、3車線の環状道路を作るだけで同じだけかかったというのに。
↑君の都市には残酷な労働を強いる奴隷がいないんじゃないか。
↑それにドバイでは失業していることは違法なんだ。だから仕事があれば何でもするんだ。
↑じゃあ裕福で、投資だけで生活している人はどうなるんだろう。
↑それはもう仕事とみなされる。
↑給与を得るのに労働は必要とは限らない。仕事は経済的・生産的に貢献していればよい。
↑なんだって!? どうやってそれ(失業を違法だということ)を強制するんだ? そうしなかったら殺されるのか? きっと殺されるんだな。
↑外国人なら強制退去。
●何が怖いって、こうした戦火がどの国にでも起こり得ることだ……。
アメリカやカナダのように大きくて裕福な国なら大丈夫だと思わないことだ。歴史を見ると世界中で大きな権力を持った国すべてに起こった。
エジプトやローマを考えて見ろ……。彼らはゴールドの建物を建築していたんだぞ。全てのことには終わりがある。
●上の写真はどれくらい古いんだ?
↑2010年10月6日に撮影されたもの。
↑80年代の雰囲気だね。
●もっといろいろここにもあるよ。
(21 before-and-after photos showing what five years of war has done to Aleppo)
↑これは言葉を使わずに、難民の危機を説明している。
●父親はシリア出身で、戦争が始まるぎりぎりまで毎年家族をシリアに連れていっていた。ISISが来るまで、みんな想像もつかないほど美しい場所だった。
父親は、バカどもが母国にしたことを考えて、時々夜に泣いていることがある。国を作った大勢の人々がそこから逃げなくちゃいけなくなった。
そして二度と帰らないだろう。きっと別のイラクのようになるだろう。
●本当に心が痛む。悲しい数年である。
●これはどこでも起こることだよ。人間は危険な動物なんだ。
たった6年しかたってないことが信じられないと驚く意見が多数を占めていました。
以前ご紹介した、シリアの前後の写真は以下よりどうぞ。
(たった数年でシリアの街並みがどれほど激変したのか…内戦の前後を比較したビフォー・アフター写真)