外国人「日本の伝統工芸品『箱根寄木細工』を作る職人の姿に感動した…」海外の反応
寄木細工(よせぎざいく)は、色合いの違う木材を組み合わせて模様を描く木工技術で、200年の歴史を持ち、箱根の工芸品が有名です。
職人さんが丹念に「箱根寄木細工」を作り上げていく製作過程が、海外サイトで人気を呼んでいました。
手技TEWAZA「箱根寄木細工」Japan Hakone Marquetry - YouTube
最初に木材をカットして「種木作り」。
色合いの違う木材を組み合わせて接着。
染色しないのが箱根寄木細工の特徴だそうです。
次は「種板作り」。
さまざまな日本の伝統文様。
次は「づく削り」。
かんなで薄く削り出します。
この動画に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●日本の職人はいつも憧憬の念を覚えるほど献身的で、穏やかで、精巧で、まるでその作業を見ていると瞑想しているような気持ちになるよ。
↑本当にそうだね。それは大工仕事だけに限らず、例えば茶道などもだ。これもまた精巧で穏やかな要素を兼ね備えている。ふるまいや技巧を使って禅の表現をする伝統だ。
●なぜかわからないけど、見ていてとても感情的になった。とても興奮している。この男性が木の塊を薄いシートにしたときには、パソコンの前で気が狂ったように歓声をあげたよ。投稿をありがとう。この新しく美しい体験に感謝だ。
●日本語を英語(アルファベット)にした説明は、謎めいていてかわいい。
●ちょうど1週間前に箱根にいて、同じタイプの模様の箱を買ったんだ。それを作っているところを見るなんて、すごく不思議な気持ち。
●この感動がどこから来るのかわからないよ……。
●いったこれはいくらで売られているの?
↑動画の0:22では箱やペン立などは20.50ドル(約2300円)くらいしたよ。
もちろんサイズ、木のタイプ、デザインの複雑さによるけど、30〜100ドルくらいでいろいろある。小さな4〜5cmの装飾ものなら5〜10ドル(約600〜1200円)で買える。動画にあるシートスタイルのものは、塊のものより安いよ。
↑自分も最近日本に行ってつまようじホルダーとペンホルダーを買ったが、両方とも2ドルくらいだった。大きなものだと数百ドル(数万円)するのもあった。
●箱根では自分で作らせてくれるところもある。コースターを作ったけど3色で5ドル(約600円)くらいだった。複雑な模様だと値段も高い。自分がやったのは基本的なやつで子供でも作れるデザイン。
●音楽もすばらしいね。
●視覚的にすばらしいよ。ナレーションなしに、どんな風に作られているのかを見られるのが気に入った。
●この技巧と美しさを考えてたら高くない。もっと日本に行きたくなった。
●なぜそんなに薄いシートにしてもばらばらにならないのか知りたい。
↑素晴らしい工具と巧みな技術だと思う。木材の平削りは日本では競技みたいなもんだよ。そのゴールは最も長く、最もスムーズで、そして何よりも薄く削るんだ。
箱根寄木細工の美しさはもちろんのこと、職人の手技を見ているだけでも楽しいとの感想が寄せられていました。