動物たちの目には「世界」がどう映っているのか…人間との比較いろいろ
人間の目にはこんな風に見える景色も、他の動物たちの目にはどう映っているのでしょうか。
「人間」の視覚と、
「犬」「鳥」「サメ」「魚」「ヘビ」「イカ」「ハエ」「ミツバチ」「蝶」「猫」の視覚。
10種の比較をご覧ください。
Look At The World Through The Eyes Of Animals
1.「人間」と「犬」
人間は通常3種類の錐体細胞を持つのに対し、犬は2種類のため青と黄色の識別はしやすく、赤や緑の識別は難しい。色弱の人に近い。視力は人間の0.3倍程度と弱い。
(一部の女性は4種類の錐体細胞を持ち、細かな色の識別が可能)
2.「人間」と「鳥」
鳥は4種類の錐体細胞を持つため、細かな色の識別ができる。さらに紫外線も見分けられる。
3.「人間」と「サメ」
サメの目は色の識別は出来ない(白黒)が、水中でもクリアに見える。
4.「人間」と「魚」
多くの魚は紫外線を見分けられ、サメと違ってカラーに見える。
5.「人間」と「ヘビ」
ヘビは赤外線センサーを持ち、体温を判別。
6.「人間」と「イカ」
イカの視力は白黒で、ぼやけて見える。
7.「人間」と「ハエ」
何千もの複眼を持つハエは、すべての動物の中で最も反応が速い。
8.「人間」と「ミツバチ」
ミツバチは赤は判別できないものの、オレンジ色など赤に似た色は判別できる。紫外線を見分ける能力は受粉の手助けとなる。
9.「人間」と「蝶」
12000の複眼を持つ蝶は紫外線を見分けられる。
10.「人間」と「猫」(上が猫、下が人間)
犬と同様に錐体細胞が2種類のため赤や緑の識別は難しい。人間の視力の10分の1程度だが、暗い環境では6〜8倍。人間の視野が左右180度に対し、猫は200度と広い。
以上10種。
あくまで人間の感覚に置き換えた場合の比較なので、動物たちの主観だと全く違う世界を感じているのかもしれません。