労働者向けカフェにミスで「ミシュランの星」が与えられる→客やテレビ局が殺到する騒ぎに
こちらはフランスの小さな町にある、見ての通りのありふれた大衆向けのカフェ。
なんとミシュランガイドの手違いにより「星付き店」として掲載されてしまったのです。
その結果、グルメ客やテレビ局まで押し寄せ、店は大混雑となりました。
Workmen's cafe overwhelmed with customers after it is accidentally awarded a Michelin star
場所はフランス中央部ブールジュの小さな町。
安さが売りの労働者向けカフェ・バーなのですが、誤ってミシュランの星を獲得したとたんに客が殺到し、テレビ局のスタッフまで駆けつける事態となりました。
グルメ客たちもいざ行ってみると、安価で陽気な水玉テーブルクロスを使った大衆食堂だったことから、そのシンプルさに驚いたようです。
こちらのお店では、ホームメイドのラザニアやビーフ煮込みなどを10ユーロ(約1200円)程度で食べることができ、明らかにミシュランガイドに掲載されるようなその他のレストランとは一線を画していました。
店主のヴェロニク・ヤケさんは「急に店があわただしくなり、報道陣まで来て驚いた」とのこと。さらに「息子がパリから電話してきて、死ぬほど笑われたわ」と語っています。
料理人のぺネロプ・サーモンさんは「ミシュラン星を勝ち取るとは夢にも思わなかったが、料理には心を込めた」と伝えています。
ミシュラン側はすぐに謝罪し、WEBサイト上で訂正したものの、2日間ほどは間違ったほうのカフェが記載されていたようです。
ちなみに間違いの原因ですが、パリの近隣に同名のレストランがあり、取り違えてしまったとのこと。
そちらの店では仔牛の脳、ロブスター、チョコレート梨のクリスプなどが含まれるコース料理が48ユーロ(約6000円)で提供されています。
このニュースに対する海外掲示板のコメントをご紹介します。
●「息子が死ぬほど笑っていた」
典型的な息子だね。
↑「母さんのカフェはクソ野暮ったいのにな」と言ったに違いない。
●料理人のぺネロプ・サーモンさんは「ミシュランの星を勝ち取るとは夢にも思わなかったが、料理には心を込めた」
キュンとなった。
↑それが問題だったんだ。心ではなく牛の心(臓)を込めれば、ミシュランの星を得られたんだ。
↑仔牛の脳だってば。
●これはかなり偉大な誤解だ。
●ぺネロプ・サーモンって良い名前だね。料理人にぴったりだ。子供の童話に出てきそうだ。
↑ディズニーキャラクターっぽい。
●全員をちょっと明るくさせる良い事故ではある。
↑全員が「ミシュラン星がついた店で働いていた」と履歴書に書ける。
●もちろん高級な料理やレストランが多いけど、いつも高級レストランばかりにミシュランの星が付くわけではない。香港の屋台にも付いていたと思う。
↑地域にもよるよ。アメリカにもたくさんのミシュランレベルのレストランがあるけど、そのエリアには与えられないとかね。プレッシャーからミシュラン星を拒否するレストランもある。
●もうこれはセブンイレブンがベスト顧客サービス賞を取ったようなものだな。
●事故なのか、結果や影響を試す実験なのかってところだな。
●ウソはつけない。きっと本来のミシュランレストランはすばらしいのだろうが、自分は10ユーロのラザニアを食べに行く。
●「当店はミシュラン星が(2日間)付いていました」という看板を出すべき。
↑あるいは「当店はミシュラン星が2017年2月17日に付きました」
●レストランの最も名誉ある賞が、タイヤを作る会社から与えられることを面白いと思うのは自分だけ?
↑オレのバイクはピアノを作ってる会社が作ってるんだぜ。(ヤマハ)
面白い珍事となったようです。
誤りと知らずに食べた人の、料理の感想を聞いてみたいですね。