2017年03月21日 11:47

多くの観光客が「今、アメリカには行かない方がいい」と主張する理由

 

多くの外国人観光客「アメリカに渡航するのが怖い」
トランプ大統領の命じた入国制限・禁止をめぐり波紋が広がっていますが、そのことが渡航者全体に影響しています。

入国管理局によるトラブルが後を絶たないようで、アメリカの空港でひどい目にあったと、多くの体験談が寄せられていました。

Many foreign tourists say they're afraid to visit the US after Trump travel ban

入国禁止令の対象となったのは7か国ですが、それ以外の国でもアメリカを避ける人々が増えています。

以前からアメリカの入国管理局による攻撃的かつ不作法な扱いは他国から酷評されており、今回のトランプ氏の入国制限・禁止処置は、さらに観光客を遠ざける結果となっているようです。

実際にアメリカの空港を利用した渡航者のひどい体験談は後を絶たず、海外掲示板でも同様の体験をしたとの意見が数多く寄せられていました。

●アメリカ人の自分でさえ、スマホやノートパソコンを取り上げられまいかと入国管理局を通るときに神経質になるよ。

●最近、少数民族のノルウェー市民のジャーナリストが休暇でアメリカを訪れた際、拘留され、何時間も尋問され、身体検査され、刑務所に入れられ、そしてノルウェーに戻されたそうだ。
彼がイランに行ったことがあるというだけで、凶悪犯のごとくビザを無効にした。まるでナチスの戦犯か麻薬王のように扱っていた。
アメリカよ。観光客が欲しいならそういうのはやめることだね。この手のニュースはこちら側のメディアで止まるだろうが、それを知った人々は別の場所へ行くだけだ。

●アメリカの代わりに他のところへ行くことにしたよ。ニューヨークの代わりに、ブリティッシュコロンビア(カナダ)。理由は国境の違いだけ。いろんな体験談を読んだけど、それだけでもう十分。自分たちは入国を拒否されても許容できるほどお金に余裕があるわけではない。

●自分がアメリカに行かないのは、トランプ大統領の入国制限のせいではない。国境でスマホをアンロックしろとかFacebookのパスワードを渡せだとか、ノートパソコンの中身を見られるようにしろとか言われた体験談を読んだからだ。全てのアカウントのパスワードを渡すなんてありえない。

↑入国禁止令だけじゃない。TSA(運輸保安庁)による全ての出発・到着の過程が、アメリカの空港を耐えがたいものにしているし、よっぽど重要じゃない限りアメリカは訪問するに値しない。

↑その通り。多くの出張者が携帯電話やノートパソコンのパスワードを渡さないといけないとかで、取引関係を失敗させる。

↑自分は出張ではなく、違法なものは何ひとつ持って行かないが、どこかの国で自分の情報を全て渡さなければいけないとなったら、絶対にその国には行かないね。

↑イギリス人だけど、アメリカには行きたくない。

↑アメリカ人で国外居住者だけど、アメリカに行きたくない。

●もし北米のすばらしさを味わいたく、でもアメリカの病的な疑り深さに耐えがたい場合は、カナダに行くとよい。彼らは快く観光マネーを受け取ってくれるよ。

↑そうだね、この夏にどうぞ。

●これでディズニーワールドへの旅行が安くならないかなぁ。

●自分はメキシコ人だが、良い機会にめぐまれフランスで2つの学位を取得できた。最後の学期が終わってパリから帰国するとき、アメリカのセキュリティチェックをする男性が(ニューヨーク乗り換えだった)自分を止めた。
リュックをチェックされ……携帯とノートパソコンを出され、それらの電源を入れるように言われた。パソコンの充電がされておらず、リュックは物でいっぱいだったので電源コードは預け入れ荷物のほうに入れていた。
すると、「これがノートパソコンだと証明できないなら飛行機には乗せられない」と言われた。非常にあせった。なぜなら、そのパソコンにはまだ送っていない修士論文や、お金に代えがたいヨーロッパでの自分と友人の写真が入っていたから。
男性はものすごく横柄で、「選択はどちらかだ。飛行機をとるか、パソコンをとるか」と言い放った。あわてて列の人々に「このパソコンに合う電源を持っている人がいないか?」と尋ねたけど、誰も持っていなかった。
「どちらを選ぶか?」と問われて「ちょっと待ってください……」と答えると、「こちらは○○ですが、乗客△△の荷物を降ろしてください」と話し始めた。そこで仕方なく、「わかりました飛行機を選びます(自分はもう電車に乗るお金もなかったので)」と答えた。
「パソコンはどうなりますか? 友人に取りにきてもらっていいですか。そこには論文が入っているんです」と尋ねたら、「このパソコンは破壊される」と返された。
そうして飛行機に乗ったけどが、それは今までで最も長いフライトだった。家に帰ってから60%の論文をやり直さなければならなかった。
どんなことがあっても、絶対にアメリカを通ってはいけない。

↑ショックで悲しすぎる。

●カナダの女性ガイドも、全てのアメリカ行きをキャンセルしたそうだよ。


必ずしも全員が同じ目に遭うわけではありませんが、アメリカ経由でさえもリスクが高まっているのは確かのようです。

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