前もって泥で汚されたジーンズ…お値段5万円で売りに出される
もともと鉱夫の作業着だったジーンズは、マーロン・ブランド主演の映画「乱暴者」(1953年)、ジェームズ・ディーン主演の映画「理由なき反抗」(1955年)の影響により、人気のカジュアルファッションとなりました。
洗い古されたようにブリーチをかけたものや、古着に見えるように破れたものまで、新品として売られています。
そして今回話題となっていたのは泥で汚したジーンズ。なんと425ドル(5万円弱)で売りに出されているというのです。
Nordstrom offering pre-dirtied jeans for $425
お値段425ドルで販売されています。
(PRPS Barracuda Straight Leg Jeans)
自分で汚せばいいじゃないのかと思うのですが、汚し方にもファッションセンスが必要なのでしょうか。
汚しかたに特別なセンスがある……というわけでもなさそうです。
ちなみに汚れていない同ブランドのジーンズは、同じショップで200ドル未満と半額以下で販売されています。
頑固な泥汚れをキープするために、冷たい水で洗濯することを推奨とのことです。
うーん、ファッションの世界は奥が深いようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ええと、このジーンズの目的は?
●ちょっと待っててくれ。今から丘を転げまわってくる。そして自分の服を売る。
●農場で時給8ドルで働いていた自分としては、このことをもっと早く知っておきたかった。シミのついたジーンズを捨てていた。実際はこれは価値があっただろうに。なんて馬鹿だったんだ。もう穴も開いてるのを150ドルからオークションに出す。
↑じゃあ自分はシミのついた下着を89.95ドルで売る。
↑買った。
↑日本のどこかでサラリーマンがこの投稿を読んだに違いない。
●貧困な人々のコスプレ。
●そのうち前もっておならをしたジーンズとか売りに出されるんじゃないか。
●これは実際に汚いのか、汚く見せているだけかどっち? 洗うときれいになっちゃうの?
↑実際の泥がついているわけじゃないと思うよ。汚れ部分は上塗りされていると思う。洗って汚れがとれて普通のジーンズに戻ったら、かなりバカだろ。
↑笑える。
●金持ちは汚れることが出来ないんだよ。貧困層に支払って汚れを触ってもらってクールなジーンズを作るんだ。
↑オーガニックな汚れなの? それなら高いのもうなずける。
↑合成化学の汚れだよ。
●Cards against humanityというところがエイプリルフールに牛の糞を売り出したんだよ。大勢が実際に買ったんだ。もう何も驚かない。
●お揃いのジャケットもどうぞ。(425ドル)
(PRPS Mud Denim Jacket)
●今から会社を立ち上げてホームレスの人々から服を買う。そして金持ちに売るんだ。
●お金を持っている人がそう必死に貧乏に見えたがることがすごく奇妙。
日本でも漁師が1年はいたジーンズが2倍の値段で売りに出されていますが、泥汚れのみで値段が倍増するのは驚きです。
裕福な人にしか理解できない娯楽なのかもしれません。
行き過ぎたダメージジーンズの例はこちらをどうぞ。
「彼女のジーパン、破れすぎじゃない?」ファッションの度を超えていると話題になっていた1枚