ヒマラヤ山中で47日間も行方不明だった男性が救出…体重30kg減、塩や雪で飢えをしのぐ
Hiker found alive after seven weeks lost in Himalayas
遭難したのは台湾人の梁聖岳さん(21歳)と恋人の劉宸君さん(19歳)。残念ながら救助の3日前に劉宸君さんは息を引き取りました。
食糧は10日ほどで尽き、その後は塩や雪を口にして飢えや乾きをしのいでいたそうです。
助けられたときには頭はシラミだらけ、足にもうじ虫が湧いており、体重は30kgほど減っていました。
2人は友人が暮らすランタン村を訪れており、村を下っている途中に崖から滑落しました。
梁聖岳さんは目立つ外傷はないものの、かなり体力的に弱っており、精神的にも安定しておらず、ゆっくりと回復を待っているとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●彼女がそんなにも長く生きていたのに、救助が到着する3日前に亡くなっただなんて、辛すぎる。
↑ご年配の老婦が話してくれたことだが、彼女の父親はホロコーストを生き延びたのに、ロシア人に収容キャンプを解放してもらった6週間後にチフスで亡くなったらしい。人生は皮肉なものだよ。
↑収容キャンプにいた大勢のサバイバーが、解放されたすぐ後に亡くなったんだ。弱った状態で食べさせられすぎたのが原因。本当に気が滅入るよ。
●解説すると、死の淵にいる人を救うのは究極に難しいんだ。もし救助隊が3日前に彼女を発見していても、彼女を助けられたかどうかわからない。
その1〜2日前ならきっと助けられたであろう。山から連れ出し、病院まで運ばれ、そこから集中治療だ。彼はきっとあと数日は生き延びていただろう。亡くなった日に彼女を救えたかどうかわからない。
●生きていたことが奇跡だよ。
●正直な話、この男性はもともと太っていたから生き延びたのだと思う。彼らは食糧は10日ほどで食べてしまっていた。もし自分が30kgも体重を失ったら、その10kg前に死んでいる。彼女が体格のせいで生き延びられなかったことは悲しい。
↑それが理由で、身体は脂肪や炭水化物を求めるんだ。余分な体脂肪はこういうときのために役立つ。
↑だからはオレは肥満なんだな。ヒマラヤで崖から落ちて遭難したときのために。
↑7週間で30kgだぞ。ヒマラヤでの行方不明ダイエットは過酷だ。
●ヒマラヤで飢えて亡くなるのはかなりきつい死に方だと思う。その恐怖は想像もつかない。
↑彼女が亡くなってしまったのも悲しいし、その両親もショックだろうし、そしてこの男性もその光景が一生目に焼き付く。本当にひどいことだよ。
●ヒマラヤ山中で生き延びる不屈の精神は驚くしかない。一般人のほとんどはそれに近いことすら未経験だ。
極限状態でこれだけの期間を生き延びた、その精神力の強さを称える声が目立っていました。