2017年05月08日 20:37

中国人「家宝の青銅器が1億円以上で売れた、よし宅配便で送ろう」→箱を開けたら粉々になっていた

 

1億円の青銅器、宅配便で送ったら粉々に00
こちらは中国南部の男性宅に代々伝わってきた青銅器。
秦の始皇帝より古い、周王朝時代(およそ3000年前)の貴重なもので、鑑定書も付いています。

とあるコレクターから680万元(約1億1000万円)で購入したいとの申し出があり、喜んで売ることにしました。

ところが男性はこれだけ貴重な品を、なんと宅配便で800kmほど離れた場所へ送ってしまったのです。

嫌な予感しかしませんが、その結果どうなったのかご覧ください。

'RM4.3mil' ancient Chinese cauldron sent via courier service found smashed - Regional | The Star Online

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こっぱみじん!

ああ、3000年の歴史を誇る遺物が……。

荷物は湖南省の男性宅から深センまで輸送され、コレクターが開封した時点で、この状態になっていたとか。

青銅器は鼎(かなえ)と呼ばれる3本足の釜で、西周時代(紀元前1046〜771年)に造られたもの。

男性によると宅配便には900元(約1万5000円)の特別料金を支払い、貴重品の取り扱いに注意するプランだったとのこと。

宅配業者は物損の保険料の上限は3万人民元(50万円弱)までと主張しています。

この悲劇に対し、中国のインターネットユーザーからは、あまり同情的な反応は見られません。

いくら貴重品用のプランを選んだとは言え、高額の壊れ物に宅急便を選んだこと、箱に壊れ物シールなどを明記していなかったことなど、無謀を通り越してあきれるといった論調が目立っています。

たしかに1億円を超える品を扱うには、あまりにお粗末な話ではありますね。

鼎(かなえ)は、主に肉や穀物を煮炊きする食器として使われ、精巧に作られたものは礼器や権力者の象徴として用いられたとのことです。

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こちらは上海博物館に収蔵されている「交鼎」(西周前期 )

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同じく上海博物館の「大克鼎」(西周中期)

こちらもどうぞ。
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