「これほど手抜きなのに効率的なポスターが他にあるだろうか?」ある意味で天才な広報の仕事
広報には効果的に情報を伝える役割があり、企業や組織の目的に沿った仕事が求められます。
『ミュージック・ナイト』というイベントの告知ポスターが、「かつてないほど手抜きだけど、とても効率的」だと、多くの人に感心されていました。
どんなポスターなのかご覧ください。
なんとスマホのメッセージのやりとりが、そのままスクリーンキャプチャされて印刷されたものです。
内容は……。
「ハイ、デイブ、トムだけどミュージックナイトのためにポスターを作ってくれないか」
『いいよ。詳細を送ってくれ』
「5月5日(金) ミカエラ・ワイド」
「5月26日(金) ザ・スウィナートーンズ」
「6月2日(金) 40年代の流行」
「6月10日(土) クリムゾン・チャイルド」
『何時に始まるんだい?』
「8時半とか9時くらいだ」
『よし完成した』
「デイブ、大好きだぜ」
たしかに2人の会話を見れば、日時やイベント内容が全て把握できます。
おそらく依頼されてから史上最速で完成した告知ではないでしょうか。
新たに書き下ろすことなく、これほど簡潔でわかりやすいお知らせもないと人気を呼んでいました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●「すばらしいよ。しかし2度とやらないように」
↑アート。
↑これはデザインであって、アートではない。
↑場所、入場の詳細、ブランド化が目的でなければありかもしれないが……実際はひどい。
過去の告知で最高のものとは言えないな。これはクラブのドアの外に貼ってあるものかな。でなけりゃ……これはどこ? 誰? 何?
会場のドアにあるのでなければひどいと思う。
↑きっとバーやクラブの中だと思うよ。
●ハハハ、ビル・ゲイツが言っていたように、最もなまけ者のプログラマーを雇えってやつだ。
↑しんどい仕事をなまけ者に与えるのはいい。すぐにたやすい方法が見つかるであろう。
●これは合理的だよ。ナイスアイデア。
●最初に見た段階では、なんで他人の会話を見せられてるのかと思った。告知だと気づかなかった。すると会話そのものが告知だった。
●ぜったにフェイクだよ。だってスマホのバッテリ残量が5%以下じゃないなんて。
今どきの人々には、見慣れたスマホのやりとりのほうが目について、理解しやすいかもしれませんね。