母親が亡くなった息子の心音を、移植を受けた人の体を通して再び聴く
Mom hears her son's heart beat again in transplant recipient
Heart Donor's Mother Hears Her Son's Heartbeat - YouTube
きっと当事者でしかわからない、さまざまな想いがあるのだと思います。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●父親を20年前に交通事故で亡くした。臓器提供者だったので30人以上が恩恵を受けた。今でも父親のパーツがどこかで生きていると思うと心が温まるよ。
↑わお、30人! 信じられないよ。
↑自分にそんなにたくさんの動いている臓器があると思えないほどだ。
↑内臓だけじゃないんだ。皮膚、骨、そして腱など、複数の人々に提供できるんだ。
↑自分も誰かの中に行きたい。
↑その目的を成就する最大のチャンスは、臓器提供者になることだね。
●このお母さんは、どんな感情のジェットコースターを体験したのかと思うよ。
↑その心臓はかつて彼女のお腹にいたんだ。それを深く考える。
●これが理由でドナー登録をしているよ。バイクによく乗るので臓器提供のチャンスが多いことも理解している。もし死ぬことがあったら、誰かを助けて誰かの中で生きていたいと思う。
●オレじゃない、お前が泣いてるんだ。
●兄を10年前に亡くしたが、彼がドナー登録をしていたかは知らない。だけど父親と彼の元妻は決断した。
予想もしない急死だったことから、最初は彼を連れていかれることをつらく思い、頑固に臓器提供は拒否していた。だけどしばらく考えたのちに同意した。兄はとても健康で運動神経もよかったので、彼の臓器は健康だったのだ。
いまだに臓器を受けた人々からの手紙を家に飾っている。誰かが目と心臓の提供を受けた。兄の目を誰かが持っていることはとてもクレイジーで、すごいことだと思う。そしてその決断を下した父親を誇りに思う。自分の子どもを連れていかれてパーツを取られるんだからね。
●心臓移植手術によって、私は12年半も長く祖父と一緒にいられた。心臓を提供してくれた男性にはお礼を言えないけど、永遠に感謝の気持ちを持っている。
↑自分の祖父も移植手術のあと20年生きている。誰かが登録してくれてなかったら、とっくに彼を亡くしていた。自分はそのとき3歳だった。
●当時4か月だった息子も臓器の提供を受けた。4年前のことで、まるで何も起こらなかったかのように元気。私たちは3年前にお礼の手紙をその両親に書いたけど返事はない。きっと家族は振り返りたくないのだと思うけど、いつか彼らの子どもが私の子どもの中で生きていると伝えて、お会いできたらいいなと思っている。
●臓器提供は書類上のことだと思っている人がいるかもしれないけど、例えば心臓移植はいったん心臓が止まるともうできません。これはまだ心臓が動いているうちに、愛する家族とお別れしなくてはいけないことを意味します。
そのまま運ばれて行き、次に見るのは冷たくなった提供者の体。誰か別の子どもが恩恵を受けてその中で生きると考えて、臓器を提供する決断を下すのは真の犠牲心です。書類上だけのことではないのです。
去年、私の乳児が心臓移植を受けました。とても信じられない体験でした。私はそれ以来、毎日提供者の家族のことを思っています。
息子が手術から出てきた姿がこちら。
New heart beating - YouTube
それから息子が投与された薬。
ようやくそこから1年が経とうとしています。今、また手紙を書いています。
↑なんであなたは、大人の男を仕事中に泣かせるんだ。
ドナーに関しては考え方もいろいろありますが、提供先の向こうでは感謝して生きている人々が大勢いることが伝わってきます。