広大なオーストラリアの道路は退屈すぎるので…居眠り防止のクイズ看板が設置されている
領土の狭い日本ではかなり限定されますが(北海道くらい?)、広大な土地の道路を走っていると、何時間も延々と同じ景色が続くことになります。
オーストラリアもそうした国のひとつですが、あまりに退屈な道が続くため、運転手が居眠りしないような工夫が用意されています。
それは道路脇に「ちょっとしたクイズの看板が設置されている」というもの。
Some roads in Australia are so long and boring they have trivia signs to keep drivers alert.
「疲労ゾーン」(黄色い部分)
「雑学クイズを続けましょう。あなたの命を救うかもしれません」(白い部分)
左:「クイーンズランドを象徴する花はなんでしょう?」
右:「答え:デンドロビウム・ファラエノプシス(蘭の1種)」
なるほど、脳にちょっとした刺激を与えることで、眠気覚ましの役目を果たしているのですね。
日本の混雑した道に雑学クイズなんかあったら、むしろ事故を起こしそうですが、延々と単調な景色が続く一本道では有効なのでしょう。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●オーストラリアで運転中に寝てしまっても、2時間くらいは何か重大なものにぶつかりはしない。
↑「男性が雑学クイズ看板にぶつかって死亡 ―11時の速報」
↑「家族はいまだ回答を求めている」
↑そうだよ。もし何か大事なものにぶつかったとして「なぜ居眠り運転の車の先にあったのか?」となる。
↑木が居眠り運転の車に対してマグネットのように引っ張らなければね……200mほど両サイドがひらけていても、だいたい10中9回はぶつかる。
↑だってほかに当たるものがないからだろ。
↑その雑学クイズ看板があるよ。
●雑学クイズの解答が気になり、大勢が高速道路でGoogle検索して命を失う。
●数学の問題を与えるといい。急に何かが変わる。
↑そんな質問しても100人に1人しか答えられないよ。
「?x+9=18+-2x」
↑数学の問題なんか与えられたら、次から現れるカンガルー全部にぶつかる。
●これは1回目はうまくいく。だが想像するに2〜3回するともう使えない。
↑(投稿者)そうなんだよ。しかも同じクイズがここから800km南の同じ道路上にもあるんだよ。
ちなみに多くの人が指摘している「こそっと後ろに付かれるパトカー」だけど、しっかりそれもあったよ。
↑
>800km
>同じ道路上
それだけで鬱になりそうだ。
↑電光板にして雑学クイズやなぞなぞがランダムに変わるようにして欲しい。
↑だが、そんなへき地に電気を持っていけないだろう?
↑ソーラーパネルでどうだい。それがほとんどの高速の電光掲示板のパワーの元だよ。
●オーストラリア人だけど、運転手の疲労は道路では致命的なのは本当だ。
●このクイズはロックハンプトンとマッカイの間の高速だね。確かに最も退屈な道路だ。
●カナダの道路にもこれ欲しい。
●ヨーロッパに行って初めて、オーストラリアがどれくらい全てが離れているかってことを知った。
●(投稿者)同じ高速道路にある、あと2つの楽しい看板。
「ママ、あとどれくらい?」
「子どもたち、まだまだ先は長いわ」
オーストラリアの道路事情ならではのアイデアですが、1度しか通用しないので電光掲示板が欲しいところですね。