「この2つのクッション…値段が違うことに納得できないのだけど、どう思う?」
さまざまな色、柄、サイズなどを選べる「クッション」。質やデザインによって値段はピンキリです。
スペインで同形状、柄違いのクッションが、違う値段で売られていました。
それだけならよくある話ですが、気になって仕方のない理由があったのです。
左:フランス国旗の柄:15.99ユーロ
右:オランダ国旗の柄:9.99ユーロ
柄違いや色違いでも、在庫や人気によって値段が違うのはよくある話ですが……。
この2つの場合、フランス国旗柄が欲しい場合は、オランダ国旗柄を買って90度向きを変えれば済む気がしてなりません。
このクッションに対する海外掲示板のコメントをご紹介します。
●「そうだよ。そちらのサイトでフランスのクッションを頼んだんだ。ところが間違ってオランダのが届いたぞ!」
↑「お客様、オランダのだとわかったことに驚きです」
↑「オランダのものは見ればわかります」
●どうだろうな。人がそれくらいバカだってことを忘れているのかもしれない。
↑まったくだよ。自分がまさにそうだからな。
●すごく細かい話だけど重要なポイント。
2つの国旗の違いは色なんだ。フランスの国旗は「青、白、赤」で、オランダは「明るい朱色、白、コバルトブルー」。このクッションはそんな違いを気にしてないが、本来の国旗には違いがある。
●きっと誰も引っかからないし、誰も高いほうのクッションを買わない。安い方を見つけて買って、良い買い物をしたと思うんだ。
元々の9.99の価値しかないのに、別の高い同じクッションを並べることで、購買意欲を上げているんだ。だから高いクッションを買う人が引っ掛かったわけではなく、安いほうを買って得をしたと思い込む人が引っ掛かっている。
↑そうだ、このゲームに勝つ唯一の方法は、プレイしないことなんだ。
↑熱力学の4つの法則
1つめ:勝つことはできない
2つめ:引き分けはできない
3つめ:あきらめることはできない
0つめ:プレイしなくてはいけない
●ユーゴスラビアのビンテージクッション:21.99ユーロ。
↑しいて言えば4.99ユーロくらいの価値。
●自分の婚約者によると、オランダのものを買うのは安っぽい。人生において、フランスのものを買うようにしないといけないらしい。
↑もっと安く上げるために、その婚約者を捨てて、オランダの婚約者にしよう。
●きっと同じクッションなだけでなく、使ってる写真も同じなんだ。
↑いや…下のほうの影を見てみなよ。
●なぜか汚れて見える。なぜそう見えるの?
↑ビンテージものだから。
高度なマーケテイングの手法なのかもしれません。国旗が似ていると、こうした問題が起きるのですね。