NHKが女性記者の過労死を公表…海外の人々はどう受け止めたのか
“Karoshi”(過労死)は、オックスフォード英語辞典やWikipediaに掲載されるほど、海外でも日本独特の社会問題として知られています。
NHKは今月4日、NHKの記者だった女性(当時31歳)が2013年に過労死していたことを公表しました。
このニュースは海外メディアでも取り上げられ、注目されています。海外掲示板の意見や感想をご紹介します。
Japanese woman 'dies from overwork' after logging 159 hours of overtime in a month
●日本の出生率が急激に低下した理由の一因として、この長時間労働が指摘されている。現在、日本は少子高齢化が深刻化している。
高齢者の介護や国民保険などを考慮すると、将来は厳しい。民間も公共も高齢者の医療費を若者だけで支えることになる。社会システムが壊れたら、すべてが破たんする。
↑心配しなくてもよい。全員が定年を迎えずに、死ぬまで働けば高齢者介護は問題ではなくなる。
↑裕福な国はどこも出生率であがいているよ。市民は子どもを欲しがらないんだ。いい生活をキープするためには育児はコストが掛かりすぎる。
●日本では残業と呼ばれるまでに、いったい何時間働かなくちゃいけないのか心配になる。
↑自分が覚えている限りでは40時間で、企業によってはサービス残業などの抜け道を作っているところもある。
●この件についてはよく知らないが、聞いた限りでは、日本社会はとても不健康なように思う。
↑そうだよ“Karoshi”「過労死」は日本ではよくあることだよ。
(Karoshi - Wikipedia)
↑そんな言葉がある時点ですでにおかしい。
↑1か月に160時間の残業だって……なんてこった。それは週に40時間じゃないか。仕事によってはフルタイムでもそれより少ないんだぞ。
●残業と精神医療。どちらも日本では丁寧には取り扱われていない。
●「日本政府が働き方改革で、残業の上限を100時間に規制へ」
なんて低い目標値なんだ、日本よ。
●日本にいたときはこの文化が大嫌いだった。どうにか残業を回避することには成功したけど。
●その残業しなかったらどうなるの? クビになる?
↑遅くまで働くように圧力をかける。それでも働かないときは同僚と同じようにしないことを恥と思わせる。
昔、日本企業に外国人として働いていた。そういう圧力は自分には効かなかったが、周りにいる人には効いていた。そして自分が終業30分後に帰宅したことに対して不平を言われた。
クビにはめったいにならないが、たいていは恥をかかされる。
●自分は週に65〜80時間の労働を3年間続けた。
でも絶対の絶対の絶対に、どんなお金が必要でも今後はしない。自分は幸せで、明るく、何ごともベストを尽くすタイプである。
ある日、仕事から帰宅すると、キッチンの隅っこで苦痛に襲われて屈みこんだ。妻から「あなたは働きすぎよ」と言われた。
すぐに退職願いを出した。2か月の引継ぎの間、自分の代わりはなかなか見つからず、自分はきっちり45時間しか働かなかった。仕事を家に持って帰るのを完全にやめた。今でもすばらしい英断だと思っている。
●5年ほど探してようやく9時〜5時の仕事を見つけた。それからずっと幸せだよ。
何でも海外基準に合わせるのが正しいとは限りませんが、労働時間の長さに関しては、大半の日本人もおかしいと思っているのではないでしょうか。